戦力外→開幕ローテ入り左腕を「代えるのはあり得ない」 巨人OBが進言「我慢して」

高橋尚成氏は石川達也について「悪くない。もう少し見てみたい」
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、巨人の先発ローテーションについて分析した。自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。DeNAを戦力外となり今季から加入した石川達也投手について「僕は4月で見極めるのは早すぎるのではと思うので、あと1、2回くらいはとりあえずローテーションで見てみたい投手のひとり。開幕して6人で決まったことに関してはもう少し我慢して使ってもらいたいなと思いますね」と持論を述べた。
開幕ローテーション入りを果たした石川は、3月30日のヤクルト戦で5回3安打無失点でプロ5年目にしてうれしい初勝利を挙げた。4月6日の阪神戦は押し出し四球を与えるなど5回1安打1失点ながら3四球だった。
高橋氏は「内容的には悪くはない。前回登板で押し出しで1点取られましたけど、でもゲームはきっちりつくっているので問題ないんじゃないのかな。1、2試合でもしちょっとやられることがあったり内容がよくなかったってなったらすぐ代えることもできると思うので、もう少し見てみたいなと思いますね」と今後に期待する。
救援の横川凱投手が3試合計5イニングを投げ1安打無失点と好調で「ローテーションを組み替えていくことになれば代わる可能性もある」という。それでも「僕も(横川の先発を)見てみたいですよ。ただ開幕ローテーションを決めたときに4月はこれでいこうという気持ちになったはず。怪我とかよほどの不調がない限り、阿部監督、杉内コーチ、内海コーチも決めたはず。1、2回で変えていくのはちょっと僕はありえないんじゃないかなと思う。もちろん違う考えがあるかもしれないけど」と話した。
体調不良だったグリフィンも復帰の目処が立ち、先発ローテーションも厚みを増す。「1、2回投げてそれ(課題)を改善できなかったときは1回間を空ける可能性も十分ある。それができる今、ジャイアンツのローテーション投手が多くなっているとも言える。うまく組み替えながらできると思うので、いい投手が多くいるよということですね」と感心していた。