山本由伸は「どうやって打てって…」 米識者も驚愕した1球、海外脱帽「えげつない」

カブス戦に先発…2回まで無失点
【MLB】ドジャース ー カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)
ドジャース・山本由伸投手は11日(日本時間12日)、本拠地で行われたカブス戦に先発登板。1番から強力打者が並ぶ打線に対し、先頭からいきなりの2者連続三振の立ち上がりで、無失点に抑えた。米識者は完璧な“1球”に目を丸くした。
完璧な制球力だった。先頭のイアン・ハップ内野手を決め球のスプリッターで4球で空振り三振に仕留めると、迎えるはOPS1.130、安打や打点でリーグトップに立つ強打者のカイル・タッカー外野手。山本は直球やカーブ、スプリッターを投げ分けて追い込むと、7球目の96.7マイル(約155.6キロ)の直球をアウトローに完璧に決め、見逃し三振とした。さらに鈴木誠也外野手も右飛に打ち取った。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のX(旧ツイッター)を更新し、タッカーを仕留めた“ビタビタ”の直球に注目。「ヨシノブ・ヤマモト、97マイルダート(鋭い球)」と紹介した。
この投稿には米ファンも驚きを禁じ得なかったようだ。「同じフォームから92マイルのスプリットを投げられたら、どうやって打てっていうんだよ。まさに魔球」「ワオ」「えげつない」などと賛辞が送られた。山本は2回も無失点に終え、上々の立ち上がりとなっている。