NPBのSNS規制は「腑に落ちません」 元野手が“苦言”…MLBとの差「活用できていない」

NPBのSNS規制に苦言を呈した。
NPBのSNS規制に苦言を呈した。

日本ハムなどでプレーした加藤豪将氏が指摘

 ヤンキースや日本ハムでプレーした加藤豪将氏が11日(日本時間12日)、X(旧ツイッター)を更新し、NPBのXの運用についての考えを綴った。

 加藤氏は「超デジタル時代の現代において、日本はXユーザー数が世界2位の7600万人、人口比では61%と世界一を誇る。そんな10~40代が利用するこの巨大なマーケットを、NPBは活用できていないと僕は感じます」と綴り、動画を多く投稿するMLB公式アカウントと比較映像を公開した。

 また、NPBは今季から「写真・動画等の撮影および配信・送信規程」を制定し、ファンが撮影したプレー時の写真、動画の投稿を制限。3月31日には、規約内の「主催者が承認した場合」に該当すると判断して、投稿を一部許容していた日本ハムが改善勧告を受けて謝罪していた。

 加藤氏は「NPBの公式Xアカウントの発信力はMLBと比べて非常に乏しく、今までNPBはファンの投稿に頼って無料で自らの価値を広めてきましたが、それさえも今後は許さないというのは腑に落ちません」と苦言を呈した。

 同規定をめぐっては、日本プロ野球選手会も公式X(旧ツイッター)で「ファンとともに創るプロ野球のために、選手会はNPBに対し規程の見直しを強く求めています」と表明している。

(Full-Count編集部)

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