山本由伸、6回9Kで“奪三振王”浮上 2安打無失点で防御率1.23…今季2勝目の権利

カブス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】
カブス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】

山本由伸は6回2安打無失点、9三振を奪って降板

【MLB】ドジャース ー カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのカブス戦に先発登板し、6回2安打無失点でマウンドを降りた。球数は103球。最速96.7マイル(約155.6キロ)の直球を武器に、9三振を奪う快投でメジャー単独トップの28奪三振に躍り出た。

 初回から抜群の投球を披露した。先頭のハップは4球目のスプリットで空振り三振に仕留め、続くタッカーも7球目の直球で見逃し三振を奪った。2死からは3番の鈴木誠也外野手を右飛に打ち取った。

 2回も順調だった。4番のブッシュをスプリットで空振り三振。スワンソンを初球の真っすぐで中飛に打ち取ると、ホーナーは9球目の直球を外角低めに決めて、見逃し三振を奪った。

 3回も3者凡退に封じると、4回は1死からタッカーに右翼線二塁打を許した。この日初めての被安打を許すと、続く3番の鈴木にも右安打を浴びたが、送球間に鈴木がタッチアウト。2死三塁からブッシュを6球目のスプリットで空振り三振に仕留めると、夜空に向かって雄叫びを上げた。6回2死からはこの日初の四球を与えるも、タッカーを空振り三振に仕留めて拳を強く握った。

 5回まで無得点だった味方打線は、6回にトミー・エドマン外野手が先制3ランを左翼席に放り込んだ。山本は今季2勝目の権利を持って降板。救援陣にバトンを託した。
 
 前回登板した4日(同5日)の敵地・フィリーズ戦では6回3安打1失点(自責0)と好投するも、敗戦投手となった。カブスと対峙するのは東京ドームで開催された今季開幕戦の3月18日以来。その際は5回3安打1失点で勝ち投手になっていた。

(Full-Count編集部)

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