山本由伸が咆哮! 6回無失点9Kで今季2勝目…28奪三振はMLB1位「リズム良く投げられた」

カブス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】
カブス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】

6回103球で2安打9奪三振…ドジャースは今季初完封

【MLB】ドジャース 3ー0 カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)

 ドジャース・山本由伸投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのカブス戦に先発登板し、6回103球を投げて2安打無失点、1与四球9奪三振の力投を見せた。今季2勝目を手にし、4先発して防御率1.23、28奪三振は堂々のメジャートップ。試合後は「立ち上がりからいいピッチングができたので良かった」と充実の表情だった。

 雄叫びがLAの夜空にこだました。初回から絶好調だった。先頭のイアン・ハップ内野手は4球目のスプリットで空振り三振に仕留め、続く強打者のカイル・タッカー外野手には、この日最速の96.7マイル(約155.6キロ)直球で見逃し三振。2死からは3番の鈴木誠也外野手を右飛に打ち取った。

 2回も2つの三振を奪い、3回も3者凡退に封じた。しかし4回、1死からタッカーに右翼線二塁打を許してピンチを背負う。メジャー移籍後は無安打に封じてきた鈴木にも右前打を浴びたが、ここで鈴木がオーバーラン。2死三塁となり、マイケル・ブッシュ内野手を6球目のスプリットで空振り三振に仕留め、山本は雄叫びをあげた。

 5回は3者凡退、6回は2死から四球で走者を出し、二塁打を浴びたタッカーを打席に迎えたが、フルカウントからカッターで空振り三振に仕留め、6回無失点で降板した。マウンドを降りると、本拠地ファンはスタンディングオベーションでエースを称え、デーブ・ロバーツ監督も笑顔でハグを交わした。

 直後の攻撃でトミー・エドマン外野手が先制の3ランを放ち、勝利投手の権利がついた。一方で大谷翔平投手は4打席ノーヒットに終わり、開幕から続けていた連続試合出塁は「14」でストップ。それでも、チームは2連勝を飾り、今季初の完封勝利となった。

 山本は試合後にNHKのインタビューに登場。「リズムよく投げられたと思いますし、守備の方にも支えてもらったので、6回まで投げられたのが良かったと思います」と手応えを口にした。「ウィル(・スミス)のリードがすごい良かった。それを信じて腕を触れたと思います」と、バッテリーで勝ち取った好投だと強調。また、自身を支えたバックの守備に対しても「いいプレーをしてくれて何とか粘りたいと思っていました」と感謝した。

(Full-Count編集部)

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