フリーマンが“背中越し”に感じた山本由伸の凄さ 思わず笑顔「本当に完ぺきだった」

フリーマンはILから復帰…「4番・一塁」で先発
【MLB】ドジャース 3ー0 カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)
エースの投球に主砲も凄みを感じた。ドジャース・山本由伸投手は11日(日本時間12日)、本拠地でのカブス戦に先発登板し、6回2安打無失点、9奪三振の好投で今季2勝目を手にした。一塁から右腕の投球を見守ったフレディ・フリーマン内野手は「今夜はすべてが切れていたよ」と舌を巻いた。
山本は3回までパーフェクトピッチを披露。4回1死から連打を許したものの、2死三塁からはマイケル・ブッシュ内野手を6球目のスプリットで空振り三振に仕留めて雄叫びをあげた。その後5~6回もゼロに抑え、6回103球を投げて2安打無失点、1四球9三振の力投。本拠地ファンはスタンディングオベーションで称えた。
一方で試合前はフリーマンが“主役”だった。フリーマンが右足首捻挫の負傷者リスト入りからこの日復帰。自身のボブルヘッドデーでもあり、長男のチャーリー君も始球式を行った。復帰戦でヒットは生まれなかったものの、出場できたことに安堵が広がった。もっとも、35歳の主砲は山本の投球に言及しないわけにはいかなかったようだ。
「彼は素晴らしかったよ。正直、試合中は球のコースなんて見えないけど、治療を受けながら映像を見てたら、今夜は本当にコントロールが完璧だった。外角低めにビタビタに決まってて、スプリッターも低めに落ちてた。ツーシームは右打者の内角に食い込んでて、今夜はすべてが切れていた」とフリーマン。そして、今年の“変化”も感じ取ったようだ。
「スプリングトレーニングのときから、今年は何か使命感を持ってるように見えるんだ。去年、彼がドジャースに来た時も、ボールにすごいエネルギーがあるのは分かってた。コントロールも抜群で、投げたいところに全部投げられている」と脱帽。「2年目になって、ここの環境にも慣れてきてるんじゃないかな。メジャーリーグの遠征や日々の流れも分かってきてるし。そういうのって経験積まないと分からないものだからね。今の彼は、もうタイミングも含めてすごくリズムに乗ってるように見えるよ」と称えた。
(Full-Count編集部)
