35cm変化する152キロの“魔球” 山本由伸に米絶句「人間の投げる球じゃ…」「一番エグい」

スワンソンの打席は3-0とボール先行も…
【MLB】ドジャース 3ー0 カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)
“魔球”に騒然としている。ドジャース・山本由伸投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのカブス戦に先発登板し、6回103球を投げて2安打無失点、1与四球9奪三振の好投を見せた。快速球でもスプリッターでもない、山本の衝撃的な1球に「自分が見た中でも一番エグい球の一つだ」と米ファンも目を丸くした。
急激の変化に打者も下を向いた。山本は3回までパーフェクト投球。4回に2死三塁のピンチを迎えたが、スプリットで空振り三振に仕留め、雄叫びをあげた。5回先頭のダンズビー・スワンソン内野手の打席では、カウント3-0とボール先行に。しかし、直球とスライダーでカウントを整えると、最後は大きく動く94.7マイル(約152.4キロ)のシンカーで空振り三振にした。
ボール球なのに思わず振ってしまったスワンソンは、俯きながらベンチへ戻った。MLB公式の「ベースボール・サバント」によると、横方向に14インチ(約35.5センチ)、縦方向に18インチ(約45.7センチ)動いた衝撃のボール。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のX(旧ツイッター)でも紹介すると、驚きの声が広がった。
「自分が見た中でも最もエグい球の一つだ」「OMG」「これはフェアじゃない」「この変化は人間の投げるものじゃない 他に誰が投げられる?」と米ファンも脱帽した他、「これはマンガだわ」「TVで観てたけど、改めて見るとエグ過ぎる」「これえぐいな」「こんなん投げられたらたまったもんじゃない」と、日本のファンからも称賛が送られた。