佐々木朗希に見出した“光明” 5回1失点の粘投、ロバーツ監督は称賛「もっと投げさせる」

カブス戦に登板したドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】
カブス戦に登板したドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】

ロバーツ監督、佐々木朗希の投球は「この試合で唯一の良いことだった」

【MLB】カブス 16ー0 ドジャース(日本時間13日・ロサンゼルス)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、5回4安打1失点で今季初黒星を喫した佐々木朗希投手を褒めた。「今日は前回登板で得たことに加えて、さらに築き上げてくれることを期待していた。それは、この試合で唯一の良いことだったし、投球回数を増やすことは最も重要なことだった」。大敗の中にも光を見出した。

 12日(同13日)は本拠地でのカブス戦で今季4度目の先発マウンドに上がり、5回4安打1失点の投球を見せた。球数は81球で最速は98.3マイル(約158.1キロ)。2四球も味方の守備にも助けられるマウンドだった。

 3回2死満塁のピンチでは、第1打席でアーチを許したブッシュに飛距離399フィート(約121.6メートル)の大飛球を放たれたが、中堅手のパヘスが好守を見せた。フェンスに激突しながら本塁打性の打球をもぎ取るジャンピングキャッチを見せ、スタジアムは大歓声に包まれた。

 指揮官も「ストライクを投げること。三振を奪うこと。バットの芯を外すこと。ブッシュが打席の時、パヘスのファインプレーはとても大きかった」と称えた。さらに「(特大飛球を打たれても)ロウキは落ち着いて、リズムよく投げてくれた。今晩はキレのある投球をしていた。初めて5回に到達した。降板後、彼には『これで今後はもっと投げさせることができる』と言ったよ」と明かした。

 佐々木はこの日、自己最長の5回を投げ切った。前回登板した5日(同6日)の敵地フィリーズ戦では4回0/3を3安打1失点。デーブ・ロバーツ監督も「ロウキは前回のフィラデルフィアでの先発登板で速球を信頼してストライクを取って、そして相手にスプリットも見せてストライクを取れたという点でとても良い仕事をしたと思う」と評価していただけに、成長を見せつけた。

(Full-Count編集部)

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