特別な背番号「42」を着け…NPBで躍動した助っ人 年間55発男やパフォで人気の大砲も

「ジャッキー・ロビンソン・デー」では、MLBで全員が背番号42を着ける
4月15日は、黒人選手がMLBに参加する道を切り拓いたジャッキー・ロビンソン氏が、MLBでデビューを果たした日。その功績を称え、MLBでは毎年4月15日に「ジャッキー・ロビンソン・デー」として、全選手が背番号「42」を着用する。NPBでプレーする外国人には、「42」を希望する選手も多い。今回はパ・リーグでて過去に背番号「42」を使用した外国人選手で、とりわけ印象的な活躍を見せた顔ぶれを紹介する。
〇日本ハム:1995年途中に入団したバーナード・ブリトー外野手は56試合出場で21本塁打、打率.313、50打点をマーク。1996年も126試合で29本塁打、83打点を記録した。2007年に加入したブライアン・スウィーニー投手は同年のリーグ優勝に貢献、2008年には12勝を挙げた。ミチェル・アブレイユ内野手は2013年に31本塁打、95打点を記録し、本塁打王に輝いた。現在はアニュラス・ザバラ投手が着けている。
〇楽天:2006年に西武から移籍したホセ・フェルナンデス内野手は打率.302、28本塁打、88打点を記録。三塁手部門のベストナインに輝いた。2017年に加入したフランク・ハーマン投手は3年間で153試合に登板して66ホールド、19セーブを記録した。
〇西武:アレックス・カブレラ内野手は来日1年目の2001年に49本塁打、124打点。2002年には当時のNPBタイ記録となるシーズン55本塁打を記録するなど、在籍7年間で273本塁打を放った。カブレラが退団した2008年に入団したクレイグ・ブラゼル内野手は27本塁打、87打点を挙げてリーグ優勝に貢献した。カイル・マーティン投手は2018年途中に来日して12ホールドポイント、1セーブ、防御率2.08でリーグ優勝に貢献した。現在着けているボー・タカハシ投手は、過去3年間で88試合に登板している。
オリのマチャドは昨年、球団外国人最多の23セーブ
〇ロッテ:エリック・ヒルマン投手は1995年に12勝、1996年に14勝を挙げた。ホセ・フェルナンデス内野手は2003年に打率.303、32本塁打、100打点を記録。ダン・セラフィニ氏投手は来日2年目の2005年に11勝を挙げてリーグ優勝と日本一に貢献した。2020年に楽天から移籍したフランク・ハーマン投手は在籍2年間で47ホールドを記録。2023年に巨人から移籍したCC・メルセデス投手が2年間、今季はブライアン・サモンズ投手が着けている。
〇オリックス:2008年に西武から移籍したアレックス・カブレラ内野手は同年に打率.315、36本塁打、104打点。2010年には打率.331を記録した。ウィリー・モー・ペーニャ外野手は2014年にソフトバンクから移籍し、同年に自己最多の32本塁打をマーク。現在はアンドレス・マチャド投手が着用し、来日1年目の2024年に53試合で19ホールドポイント、球団外国人投手最多の23セーブ、防御率2.03をマークした。
〇ソフトバンク:フリオ・ズレータ内野手は2003年途中に入団し、67試合で13本塁打。2004年は37本塁打、100打点。2005年には打率.319、43本塁打、99打点を記録した。在籍3年半で122本塁打を記録した打棒と、陽気な「パナマ運河」のパフォーマンスで人気を博した。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)