大谷翔平にお手上げ「あああ」 打った瞬間に被弾確信→羨望の眼差し「こんな選手いない」

ロッキーズTVの解説コーリー・サリバン氏「毎晩のように驚かせ続けます」
【MLB】ドジャース 5ー3 ロッキーズ(日本時間15日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席で6試合ぶりの5号ソロを放った。5打数3安打1打点で打率.296。チームは接戦を制して連敗を2で止めた。
敵軍放送局もお手上げの一撃だった。2点リードの3回、右腕センザテーラの高め97.9マイル(約157.2キロ)をバックスクリーンまで運ばれた。米放送局ロッキーズTVの解説コーリー・サリバン氏は打った瞬間に「あああ」と被弾を確信。続けて大谷へ賛辞の言葉を並べた。
「彼は全野球少年・少女から憧れられる選手です。誰だって彼のような二刀流の選手になりたいはずです。しかも毎晩のように活躍しています。そして、毎晩のように私たちも驚かせ続けます」
大谷は2018年から2023年までリーグの違うエンゼルスでプレーしていた。メジャー1年目に22本塁打を放って新人王を獲得したが、サリバン氏はスプリングトレーニングでの苦戦をはっきり覚えているようだ。
「MLBで最初のスプリングトレーニングを迎えたとき、レッグキックをしていた(右足を上げてタイミングを取る)ので、多くの人が活躍できないと思っていました。(実際に)序盤の打撃は苦戦していました。(開幕直前に)シンプルなすり足打法にした途端、伝説が生まれたのです」
その後の二刀流での躍動は誰もが知る通りだ。2005年から2010年まで左打ちの外野手として、メジャー通算476試合出場したサリバン氏は「『今まで見てきたなかで最高の選手は誰ですか?』と、聞かれたら、私は『バリー・ボンズ』と答えます。あなたやスピリー(同放送局で解説を務める元西武のスピルボーグス氏)に聞いてもバリー・ボンズと言うでしょう」と語ったが、今の現役選手たちは違うと言う。
「現役選手は総合力だとこの人(大谷)と言います。歴史的に見てもこんな選手は他にいないからです。比較対象ができないんです。誰も彼を破ることができません」
元メジャーリーガーのリアルな解説。実況のドリュー・グッドマン氏は「そうですね」と同意するしかなかった。
(Full-Count編集部)
