田中晴也や山本大斗ら若手躍動、ロッテが連敗ストップ 西武は菅井信也が2勝目

ソフトバンク戦でプロ初本塁打を放った楽天・宗山塁【写真:古川剛伊】
ソフトバンク戦でプロ初本塁打を放った楽天・宗山塁【写真:古川剛伊】

田中晴也が7回8奪三振、ロッテが連敗を「4」で止める

 ロッテはZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハムに4-0で勝利した。先発は田中晴也投手。初回は四球を与えながらも無失点で切り抜けると、2回以降は3イニング連続で3者凡退に抑える。5回と6回はピンチを招いたが、得点は許さず。7回は3者凡退で切り、7回95球2安打3四死球8奪三振無失点でマウンドを降りた。

 打線は5回まで相手先発投手から得点を挙げられなかったが、6回にグレゴリー・ポランコ外野手、高部瑛斗外野手の安打で好機を演出。続く山本大斗外野手は、代わった杉浦稔大投手の初球をレフトスタンドへ。プロ5年目で待望のプロ初本塁打が生まれ、3点を先制した。

 8回を鈴木昭汰投手がつなぐと、8回に中村奨吾内野手の1号ソロで1点を追加。9回は中森俊介投手が締めた。田中晴が今季初勝利を挙げ、チームは連敗を「4」で止めている。

 敗れた日本ハムは、先発・加藤貴之投手が5回1/3を5安打無四死球1奪三振2失点で1敗目。打線は4安打無得点に終わり、連勝とはならなかった。

菅井信也が7回途中無失点で今季2勝目、打線も16安打をマーク

 西武は京セラドームでオリックスに5-0で勝利した。打線は初回、先頭の西川愛也外野手と源田壮亮内野手の連打で好機を広げ、併殺の間に1点を先制。さらに3回にタイラー・ネビン外野手の来日初本塁打となる1号ソロ、4回には2死満塁から西川の適時打が生まれた。6回にはバッテリーミスの間に1点を加えてリードを4点に広げた。

 先発の菅井信也投手は初回、1死満塁の場面を併殺で切り抜けると、続く2回にも先頭出塁を許しながら併殺で終える。その後も丁寧なピッチングを続け、7回途中で降板。プロ最多となる109球を投げ、6回2/3を4安打5四球3奪三振無失点という内容となった。

 7回途中から登板した佐藤隼輔投手はわずか1球で後続を仕留め、8回はトレイ・ウィンゲンター投手へ継投。9回表にはネビンの適時二塁打でさらに1点を加え、9回はエマニュエル・ラミレス投手が締めた。

 西武は菅井が今季2勝目。打線はネビンが2安打2打点、中村剛也内野手が3安打など、計16安打5得点を挙げた。敗れたオリックスは、先発の曽谷龍平投手が5回9安打3失点の内容。打線も序盤に2併殺、6回以降は1安打に終わった。

楽天が13安打6得点で鷹に連勝、鈴木大地は4安打1打点

 楽天はみずほPayPayドームでソフトバンクに6-2で勝利した。3回、宗山塁内野手のプロ初ホームランで先制。さらに鈴木大地内野手、マイケル・フランコ内野手の連続適時打で2点を追加した。4回には堀内謙伍捕手が三塁打で出塁し、敵失の間に生還。なおも1死2塁から 小深田大翔内野手に適時打が生まれ、5点目を挙げた。

 先発の瀧中瞭太投手は、3回に川瀬晃内野手の二塁打などで1死三塁から、内野ゴロの間に1失点。それ以外のイニングも走者を背負ったが、要所を締めて得点は与えず、5回100球4安打2四死球2奪三振1失点でマウンドを降りた。

 7回に加治屋蓮投手が1失点も、8回に小深田の適時打で1点を取り返し、スコアは6-2に。8回は藤平尚真投手、9回は今野龍太投手が無失点でつなぎ、試合は終了した。瀧中が今季初登板初勝利をマーク。打線では小深田が3安打2打点、鈴木が4安打1打点を記録するなど、13安打6得点で連勝した。

 敗れたソフトバンクは、先発の上沢直之投手が3回1/3を8安打2四球7奪三振5失点(自責点3)で1敗目。打線は7回まで毎イニング走者を出したが、2得点に終わり、5連勝から一転して連敗を喫した。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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