大谷翔平ならあり得る史上6人目の偉業 LA記者の“願い”「10年契約の中で一度くらいは」

ドジャースタジアムの場外弾はわずか5人
【MLB】ドジャース ー ロッキーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地で行われたロッキーズ戦の初回に先頭打者弾を放った。今季6号は、飛距離448フィート(約137メートル)の特大弾。米記者は大谷がドジャースタジアム史上6度しかない、偉業を達成するのではと期待している。
轟音が鳴り響いた。初回先頭の第1打席、右腕マルケスがカウント1-2から投じたナックルカーブを捉えた。打球速度111マイル(約178.6キロ)、飛距離448フィート(約137メートル)、角度32度の一発。今季初の先頭打者弾に本拠地は熱狂の渦に包まれた。
特大アーチを見届けた米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でドジャース番を務めるファビアン・アルダヤ記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。「ショウヘイ・オオタニはこの10年契約の間に、本当に一度くらいパビリオン(外野スタンド)を越えてしまうかもしれない」と願いを込めた。
もっとも、ドジャースタジアムで“場外弾”を記録するのは容易ではない。過去に達成したのは、最長飛距離の記録保持者である1969年のウィリー・スタージェル(506フィート/約154.2メートル)を筆頭にわずか5人、延べ6度。現役ではフェルナンド・タティスJr.外野手(パドレス)、ジャンカルロ・スタントン外野手(当時マーリンズ)も達成しているが、左打者はスタージェルただ一人だ。
大谷自身の最長飛距離記録は、エンゼルス時代の2023年6月30日(同7月1日)に放った493フィート(約150.3メートル)。ドジャースタジアムで放ったものとしては、昨年7月21日(同22日)の30号が473フィート(約144.1メートル)を記録した。単純に飛距離を出すのはもちろん、飛ぶ場所も場外するには大事となる。果たしてアルダヤ記者の“予言”は現実となるだろうか。
(Full-Count編集部)
