大量リードも“自滅”のミラーが猛省「模索しないと」 脱出できぬ不振…指揮官も苦言

ロッキーズ戦に先発したドジャースのボビー・ミラー【写真:Getty Images】
ロッキーズ戦に先発したドジャースのボビー・ミラー【写真:Getty Images】

今季初登板だったミラー

【MLB】ドジャース 8ー7 ロッキーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースのボビー・ミラー投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのロッキーズ戦に登板し、3回6失点だった。初回に1失点も、ドジャース打線がその裏に7得点。6点のリードをもらったが、3回には5失点して1点差に迫られた。試合後には「打者有利のカウントになって、(球種が)予測しやすくなってしまった。今日はチェンジアップ、スライダーがあまり機能していなかった」と下を向いた。

「良いことは沢山あったけど、同時に悪いことも沢山あった」。今季初登板となったミラーは、初回、2死一塁からファーマーに適時打を許して失点。その裏、ドジャース打線は大谷翔平投手の先頭打者弾で同点に追いつくと、打線が止まらずスコアボードに7を刻んだ。

 ミラーは2回は無失点も、3回に2安打と四球で1死満塁とし、トグリアに満塁弾、モニアックにソロを浴びてあっという間に5失点。4回のマウンドには上がらなかった。

 試合後、ミラーは反省を口にながらも「(投球を)深く掘り下げて、その他の2球種で立て直す方法を模索しないといけない。今日よりもっといい投球ができることは分かっているから、この登板を生かせると思っている」「もっと効率的に投げれば、もっとイニングを稼げるし、ブルペンにも負担をかけずに済む」と前を向いた。

 2023年には11勝をマーク。昨年は怪我もあって不本意なシーズンに終わったものの、寄せられる期待は大きい。

 デーブ・ロバーツ監督はミラーについて「もっと投げないといけない」と苦言。「カーブ、速球の制球はよかった」としながらも、「チェンジアップとスライダーが戦えるだけの力がなかった。なので、それは取り組まなければいけないことだ。勉強代だ」と厳しい口調だった。

(Full-Count編集部)

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