批判殺到の“透け透け”ユニ、1年で改良? 大谷翔平のお着換えは見納めか

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

選手からも批判が殺到した新素材のユニホーム

 ちょうど1年前、MLB球界で話題となっていたのが、同年から採用された新素材のユニホームだ。パンツが透けるなど、薄くなった生地などに選手たちからの不満が殺到。今季からは以前ものに修正され、スライディングしても簡単に破れることはなくなっている。

 昨年は開幕時から、ドジャース・大谷翔平投手のパンツから、入れ込んだユニホームが透けていることが日本でも話題に。昨年は59盗塁をマークしたが、スライディングするたびに膝が破れ、何度も履き替えてプレーしていた。

 ナイキは昨年、可動性とフィット感を向上させるために2024年に新たなユニホームを導入。パンツは選手がカスタムできなくなり、背ネームなども少し小さくなり、苦言を呈する選手もいた。巨人でもプレーしたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手は、地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」の取材に対し「僕は好きじゃないね」と、身体にフィットしない新素材に不満を示していた。

 MLB、ナイキ、ファナティクスは昨年、今後の対応策のためリーグ全体を対象としたアンケート調査を実施。それらの回答を受け、昨年10月には関係者は選手名の文字を大きくすること、袖のパッチを刺繍にすること、そしてパンツをフルカスタマイズに戻すことなどを発表している。変更は2026年にかけて行われる。

 今季の試合を見ていると、パンツが明らかに透けている様子はなく、2023年以前に戻ったユニホームで選手たちはプレーできているようだ。

(Full-Count編集部)

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