元ヤクルト助っ人が“電撃解雇” 弱小球団で打撃コーチも…3勝15敗でMLBワースト

ロッキーズの打撃コーチを務めていたヘンスリー・ミューレン氏【写真:Getty Images】
ロッキーズの打撃コーチを務めていたヘンスリー・ミューレン氏【写真:Getty Images】

後任にはGM特別補佐のクリント・ハードル氏

 ロッキーズは17日(日本時間18日)、ヘンスリー・ミューレン打撃コーチを解雇したと発表した。後任はGM特別補佐を務めていたクリント・ハードル氏が務めることになる。チームは17日(同18日)時点で3勝15敗としており、メジャー全体で最下位となっている。

 57歳のミューレン氏は2022年からロッキーズの打撃コーチを担当していた。MLB公式サイトのロッキーズ番トーマス・ハーディング氏によると、ミューレン氏が打撃コーチについて以降、チームは若手中心の打線を組むようになったものの、三振が「大変な問題」になっていたという。

 カリブ海のオランダ領キュラソーで生まれたミューレン氏は、1994年にはNPB初のオランダ人選手としてロッテに入団。122試合に出場して23本塁打、69打点、打率.248の成績を残していた。その後ヤクルトに移籍し2年間プレーすると、その2年間では計54本塁打、147打点を記録するなど、助っ人らしく長打力でファンを魅了した。

 メジャーではヤンキースやダイヤモンドバックスなどで通算7シーズンでプレーし、182試合出場で15本塁打、53打点、打率.220だった。現役引退後はメジャーで長年コーチ職につき、ジャイアンツで2010年から打撃コーチを務めた期間中には、3度のワールドシリーズ制覇にも貢献していた。

(Full-Count編集部)

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