巨人コーチが指摘した田中将大の課題 本人も自覚…2軍調整でカギとなる「細かい部分」

DeNA戦に先発した巨人・田中将大【写真:加治屋友輝】
DeNA戦に先発した巨人・田中将大【写真:加治屋友輝】

杉内投手チーフコーチが田中の調整ポイントを明かす「あとは細かいところですね」

■DeNA 9ー1 巨人(17日・東京ドーム)

 巨人の田中将大投手は17日、DeNA戦で2回7安打6失点で降板し、移籍後初黒星を喫した。日米通算199勝はお預けとなり、本拠地デビュー戦は2021年のNPB復帰後は最短KOという屈辱の結果となった。

 今後は2軍再調整となり、5月1日の広島戦(東京ドーム)での1軍復帰を目指す。ズバリ再生の道は? 試合後、杉内俊哉投手チーフコーチはレジェンド右腕の課題を口にした。

「元々はコントロールのいい投手なんだけど、アバウトになりすぎた。特に真っ直ぐが。真っ直ぐを両サイドにしっかり投げて、あとは変化球を投げたりとか。そういう投手なので。打たせてとる技術を持っている投手だし、その真っ直ぐがアバウトになりすぎたと本人も言ってましたね」

 確かに初回先頭・梶原に甘く入った142キロ直球を右中間フェンス直撃の二塁打に。2回に牧に許した2点二塁打も捕手・甲斐は内角ギリギリに構えていたが、真ん中付近に入った143キロ直球を捉えられた。この日は最速149キロを記録。杉内コーチは「出力はそんなに心配していない。今はね。140キロ中盤ぐらいは出せているので。あとは細かいところですね」と続けた。

 田中自身も「コントロールですよね。自分が思い描いたようにボールを操れなかった。そこは引き続きよくしていくためにチャレンジし続けないといけない」と、制球を調整のポイントとした。2週間で立て直しを図る。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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