ロッテ本拠地が異空間に…世界的名作とコラボ “宇宙”の演出下で若手が躍動

「STAR WARS NIGHT」で田中が7回無失点、山本がプロ初HR
ロッテの本拠地、ZOZOマリンスタジアムで16日に「STAR WARS NIGHT」が開催された。大人気映画シリーズ「スター・ウォーズ」の厳かな雰囲気に包まれた球場には、映画に登場するキャラクターグッズを身に着けた大勢のファンが詰めかけた。
18日からの3日間、幕張メッセにて行われる「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」に先駆けて実施されたこのイベント。試合前には、銀河の正義の守護者「ジェダイ」のローブを纏った藤原恭大外野手、岡大海外野手、小島和哉投手の3名が、帝国軍の「ダース・ベイダー」「ストームトルーパー」と記念撮影を行った。
スタメン発表後には、映画のキャラクターが続々とグラウンドに集結。ジェダイになりきって先頭を歩いたのは、なんと映画の大ファンだという俳優の速水もこみちさん。ファーストピッチセレモニーでは、打席にライトセーバーを持ったネフタリ・ソト内野手が立ち、捕手を小島が務めた。
試合中やイニング間も、スター・ウォーズのファンにはたまらない凝った仕掛けが続々。ファウルボールは「チューイ」こと「チューバッカ」が“チューイ喚起”のビジュアルも登場した。
「フォースの力で勝利をつかめ」を合言葉にロッテの先発は3年目の田中晴也投手。初回を無失点に抑えると、2回からの3イニングはいずれも3者凡退に。5回表には2死満塁のピンチを招いたものの、空振り三振で切り抜けた。5回終了後には打ち上げ花火が。『帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)』が流れているときは、ダース・ベイダーの赤いライトセーバーをイメージした赤色の花火が上がるなど、スター・ウォーズの有名テーマ曲と連動した花火が夜空を彩った。
均衡が破れたのは6回だった。1死一、二塁から山本大斗外野手が初球を左翼席上段へプロ初本塁打を運んだ。8回にも中村奨吾内野手の一発が生まれ、4-0でロッテが勝利を収めた。先発の田中は自己最長の7回を2安打8奪三振無失点に抑えた。
「フォースの力」にも後押しされ、満員御礼の大盛況で幕を閉じた「STAR WARS NIGHT」。世界最大級の祭典はいよいよ今週末だ。幕張の「スター・ウォーズ熱」はまだまだ続く。
(「パ・リーグインサイト」高橋優奈)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)