山本由伸は「リーグ最高の投手」 ド軍監督がCY賞に自信「次元の違う投球をしていた」

レンジャーズ戦で好投したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
レンジャーズ戦で好投したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

7回5安打無失点10Kで今季3勝目「今日は(今シーズン)最高の登板」

【MLB】ドジャース 3ー0 レンジャーズ(日本時間19日・アーリントン)

 ドジャースの山本由伸投手が18日(日本時間19日)、敵地で行われたレンジャーズ戦で7回5安打無失点10奪三振の好投。今季3勝目を挙げた。デーブ・ロバーツ監督は「素晴らしい投球をした。(レンジャーズは)非常に素晴らしいチームで、打線もいい。全ての球種が機能していた。次元の違う投球をしていた」「全体的に見たら、今日は(今シーズン)最高の登板だった」と激賞した。

 山本は初回にエドマンの先頭打者本塁打で1点の援護をもらうと、スコアボードにゼロを並べ、自己最多タイの10三振を奪った。相手投手はデグロムだったが、指揮官は「遜色ない投球だった。速球は力強く、制球されていた。スプリットも素晴らしかった」「(デグロムは)球界最高の投手の1人だ。ヨシは彼のことを何年も追ってきた。サイ・ヤング投手と互角に争いたいという気持ちをもって敵地で投げていただろうし、実際にそうなった」と賛辞を惜しまなかった。

 4月以降、登板した3試合は全て6イニングを投げきっている。右腕が投球回数に対してプライドを持っているか聞かれると「大きなプライドを持っている。(打たれて)降板することを望んでいないと思う。(自分を続投させることが)最善の選択肢だと思って投げている」と強い気持ちを感じているようだった。

 最終7回は1死から安打を許すも空振り三振と盗塁失敗で打者3人で終えた。ロバーツ監督は「今日はストレスなく投げていた。持ち球が使えなくなることはなかった。なので、彼は7回も投げる権利を得た。(7回の)併殺打は大きかった」と振り返り、「まだ投げられると思ったよ。彼は感情をうまくコントロールすることができている」と絶大な信頼を口にした。

 サイ・ヤング賞獲得の可能性についても「まだ先は長いけど、現時点でナ・リーグ最高の投手だと思う。スキーンズもいい投手だよ、(スキーンズを)リスペクトしていないという訳ではないよ!」と自信を示した。

 この日は大谷翔平投手が「父親リスト」入りして今季初めての欠場となったが、チームは投打が噛み合い4連勝を飾った。

(Full-Count編集部)

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