山本由伸は「CY賞にふさわしい」 MLB公式が絶賛…再認識した実力「驚くことではない」

レンジャーズ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】
レンジャーズ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】

山本は7回無失点10Kで7回1失点のデグロムに投げ勝った

【MLB】ドジャース 3ー0 レンジャーズ(日本時間19日・アーリントン)

 ドジャースの山本由伸投手が18日(日本時間19日)、敵地で行われたレンジャーズ戦で7回5安打無失点10奪三振の好投を披露し、今季3勝目を挙げた。2度のサイ・ヤング賞を誇り“最強右腕”と呼ばれたジェイコブ・デグロム投手に投げ勝った。

 MLB公式が両投手の投げ合いを特集。デーブ・ロバーツ監督が山本のサイ・ヤング賞の可能性について「まだ先は長いけど、現時点でナ・リーグ最高の投手だと思う」と話したことに触れ「26歳の右腕は、その栄誉を熟知している相手との対戦で、まさにそれ(サイ・ヤング賞)にふさわしい姿を見せた」と称賛した。

「2人は、それぞれのリーグで最高の投手としての名誉を合わせて5回受賞している。デグロムはサイ・ヤング賞を2回、ヤマモトは沢村賞を3回。それは絶対に見逃せない対戦であり、どちらも期待も裏切ることはなかった」とMLB公式。デグロムは先頭のエドマンに被弾したものの、そこからは立て直して7回3安打1失点だった。

 メジャー2年目で防御率リーグトップの0.93と躍動する山本について「怪我で過去2シーズンをほとんど棒に振ったものの、依然として野球界で最も優れた投手の一人と見なされていたデグロムと互角に投げ合う姿を見て、この日本の右腕がどれほど素晴らしいか、多くの人が改めて認識しただろう。もっとも、ヤマモトは2024年シーズン前にドジャースと契約する前、すでに日本プロ野球で最も優れた投手の一人だったのだから、メジャーリーグで順調に調子を上げていることは、驚くべきことではないかもしれない」と賛辞を惜しまなかった。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」も「ドジャースがデグロムのレンジャーズを3-0で破った試合では、ヤマモトが最も優れた投手だった」と称え、「わずか2年目にして、ヤマモトが今秋に賞を争う可能性のある投手であることを改めて示したのだ」とサイ・ヤング賞の栄冠に期待を寄せた。

(Full-Count編集部)

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