“日本人”がもたらした大混乱「いつからMLBはパ・リーグに?」 米国で爆上がりの存在感

ドジャース・山本由伸(左)とメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
ドジャース・山本由伸(左)とメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

パ・リーグ時代を思い出す声も

 メッツの千賀滉大投手が19日(日本時間20日)、本拠地でカージナルス戦に先発し、5回2/3を4奪三振、3安打の無失点に抑え、3勝目を挙げた。防御率0.79はナ・リーグトップとなり、これで防御率0.93のドジャース山本由伸投手と日本人が防御率0点台で1位、2位を席巻する形となった

 この日は直球と決め球のゴーストフォークを中心に組み立てた千賀。最速97.4マイル(約156.8キロ)を記録し、得点圏に走者を背負っても落ち着いた投球で失点を許さず。3試合連続の無失点で、今季初登板となった1日(同2日)のマーリンズ戦の5回から18回2/3連続無失点と快投が止まらない。

 これでナ・リーグの防御率上位は、18日(日本時間19日)のレンジャーズ戦で7回5安打無失点10奪三振の好投を見せた山本とともに、日本人が1位と2位。3位で追うパドレスのニック・ピベッタ投手は防御率1.57で、0点台は日本人の2人のみだ。このほかカブスの今永昇太投手も防御率2.22で堂々の8位と、日本勢の快進撃が目立つ。

 この状況にSNSも「いつからMLBはパ・リーグになった?」「パ・リーグで鎬を削り合った2人がMLBでも熱いトップ争いを繰り広げる!」「まだシーズン序盤とはいえ、本当に凄いことだと思う。このまま日本人同士でタイトル争いしてほしい」「由伸防御率やべぇな! って思ってたら千賀くんが抜いた……0.79て……えぐ……」「千賀と山本の防御率争いやばいね」「山本、千賀、今永で熱いサイ・ヤング賞争いになりそうな予感」「このままだと日本人選手輸出するのにトランプ関税かけられてしまう」などと沸き立っている。

 ちなみに2020年のパ・リーグ防御率は千賀が1位で山本が2位。2022年は山本が1位で千賀が2位だった。

(Full-Count編集部)

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