佐々木朗希、“異変”には「僕もちょっとびっくり」 初白星消滅も本音「迷惑かけてきた」

試合後、取材に対応したドジャース・佐々木朗希【写真:真柴健】
試合後、取材に対応したドジャース・佐々木朗希【写真:真柴健】

9回に救援が打たれ逆転負け

【MLB】レンジャーズ 4ー3 ドジャース(日本時間20日・アーリントン)

 ドジャースの佐々木朗希投手が19日(日本時間20日)、敵地でのレンジャーズ戦に先発登板し、6回78球2安打2失点。勝利投手の権利を持って降板したが救援陣が打たれ、メジャー初勝利はお預けとなった。試合後、初回に球速が出なかったことに「僕もちょっとびっくりした」と語った。

 直球の最速は96.9マイル(約155.95キロ)だった。佐々木は「初回色々あって自分の中でもこう出なかった理由もわかるので、そこは修正して。それでも、もっともっと上げていかなきゃいけないんですけど」とコメント。初回は最速94.1マイル(約151.4キロ)だったが、2回以降は球速が徐々に上がった理由を「ただただ球数を重ねたら解決した」と語り、コンディション不良は否定した。

 球速が出ない中、効果的に決まったスライダーについては「カウントが悪い中でも自信持って投げた」と評価。この日は3四球と、課題だった制球も安定しつつあることに「不利なカウントになっても自信を持って投げ込みましたし、そういった意味では、いつもとは違う、メンタルというか気持ちで攻めることができた」と手応えを感じた様子だった。

 惜しくも初勝利は逃したが、自己最長の6回を投げた。「1年間通して投げることが目標」とし、「これまでの登板でブルペンにも迷惑かけてきたので、いつも助けてもらっている分、たくさんイニングを投げてチーム全体で毎試合勝ちを目指していけたらなと思ってます」と今後の活躍を誓った。

 佐々木は3回に先頭のハリスに四球を与え、8番のヒガシオカに先制2ランを許した。だが、その後は粘りの投球でメジャー移籍後では最長となる6回まで投げ、2失点の投球。しかし1点リードの9回にイエーツが先頭のスミスに二塁打を許すと、続くガルシアに2ランを被弾。痛恨の逆転サヨナラ負けとなった。

(Full-Count編集部)

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