名手抜けても…また爆誕「強すぎる」 安打阻止の“鬼肩”に仰天「芸術」

完封勝ちを呼んだ終盤の美技
■西武 1ー0 ソフトバンク(19日・ベルーナドーム)
西武で“ポスト源田”の名手が存在感を示した。正遊撃手の源田壮亮内野手が登録抹消される中、代わって遊撃を守った滝澤夏央内野手が好守を連発。ファンからは「レギュラー奪っちゃえ!」「滝澤の守備は芸術」と期待が高まっている。
昨季まで7年連続ゴールデン・グラブ賞に選ばれた名手で、今季は“魚雷バット”の使用でも話題を集めた源田が19日、右大腿前部の張りによって登録抹消。代わって同日に「9番・遊撃」で先発出場した滝澤が、その穴を埋めるように好守を連発した。
7回には山川穂高内野手の中前に抜けそうな鋭い打球を捕球し、遊ゴロに。8回には俊足の佐藤直樹内野手が放ったゴロを深い位置でスライディングで処理し、強肩を生かしアウトをもぎ取るなど、1点リードの終盤に隅田知一郎投手の完封勝ちを支えた。
「パーソル パ・リーグTV」が、これら好守連発の動画を公開すると「今日の滝澤の活躍はMVP級だった!」「おそらく伝説になるショートの控えがその伝説並に上手いの贅沢すぎる」「源田の穴を埋める好守備。夏央たまらん」「後半の好守備連発、痺れました」「源田が抜けても滝沢いるのまじで強すぎる」「さらに上手くなってる」と称賛の声が殺到した。
2021年に育成ドラフト2位で入団。164センチ、65キロと小柄ながら、昨季は自己最多の68試合に出場した。石毛宏典氏や松井稼頭央氏ら、歴代の名手を輩出してきた西武の内野の要に、また新たな楽しみな逸材が台頭してきた。