ジャッジ“疑惑の判定”に指揮官激怒「厚かましい判定」 通算40度目の退場もファン擁護

ジャッジ打席で抗議…ヤ軍ブーン監督が今季初の退場となった
【MLB】ヤンキース 4ー0 レイズ(日本時間21日・タンパ)
ヤンキースのアーロン・ブーン監督が、20日(日本時間21日)の敵地・レイズ戦で退場処分を受けた。アーロン・ジャッジ外野手の打席で際どいボールをストライク判定されたことに激高したものだが、直前にはジャッジの左翼への打球がファウル判定に。相次ぐ疑惑の判定に「ジャッジは盗まれた」「ありえない判定」とファンからも不満の声があがっている。
3点リードの8回、先頭打者のジャッジはカウント3-2からの変化球を振り切ると打球は左翼へ上がった。ポール際への特大打球だったが判定はファウル。その直後、際どい低めの変化球がストライク判定され見逃し三振に倒れた。ジャッジは球審に声をかけ、不満そうにベンチに下がったが、ここでブーン監督が登場。厳しい表情で球審に言い寄ると強い口調で抗議を続け、退場を告げられた。
MLB公式サイトのヤンキース番、ブライアン・ホック記者はX(旧ツイッター)でブーン監督のコメントを掲載。「厚かましい判定には驚いた。本塁打だ」とジャッジが放った特大打球に下された判定に不満を露わにした。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」のヤンキース専門アカウント「トーキン・ヤンクス」が公式X(旧ツイッター)に動画を投稿すると、ファンが続々反応。「史上最低の審判団」「審判団はどこを見ていたんだ」「本塁打を奪われ、信じられない判定で三振まで奪われた」「オオタニだったら本塁打の判定になっていたはずだ」と怒りのコメントが相次いだ。
ブーン監督の退場は今季初。メジャーの監督としては通算40度目の退場処分となった。また、ジャッジの打球が本塁打判定ならばリーグ2位タイの8号となっていた。