24歳左腕は「新人王争い筆頭でしょ」 NPB最高“46.4%”の無双にX衝撃「ガチえぐいな」

ヤクルト・荘司宏太【写真:中戸川知世】
ヤクルト・荘司宏太【写真:中戸川知世】

燕のドラ3・荘司は開幕から7戦連続無失点…奪三振割合は12球団一の46.4%

■ヤクルト 3ー2 巨人(20日・神宮)

 ヤクルトのドラフト3位ルーキー・荘司宏太投手が無双投球を続けている。20日の巨人戦(神宮)で7回から登板し、2イニングを無安打3奪三振無失点。開幕から7試合連続無失点の24歳左腕にファンも驚嘆。「ガチえぐいな」「新人王争い筆頭でしょう」と声をあげた。

 荘司は同点の7回に登板。長野、若林から三振を奪うなど3人で退け、8回も吉川、岡本を打ち取り、甲斐を空振り三振に仕留めた。初の回またぎでパーフェクト投球。延長10回サヨナラ勝利を呼び込んだ。

 駿台甲府高、国士舘大から社会人のセガサミーを経て昨年ドラフト3位で入団。オープン戦で6回を8奪三振無失点と好結果を残して1軍切符を掴んだ。開幕以降も無双が続く。7試合で8回を投げて3安打2四球13奪三振で無失点。奪三振率は驚異の14.63だ。

 快投を支えるのがチェンジアップ。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、チェンジアップ100球当たりの失点増減を示す「wCH/C」はリーグ2位の4.68となっている。奪三振割合は12球団で1位の46.4%。“魔球”を武器にセ・リーグの打者を沈黙させている。

 ファンも左腕の奮闘に歓喜。「本当にルーキー?」「あまりにもすごすぎる」「新人王取ってほしいね」「新人王確定」「安定感がえぐい!」とコメントが寄せられている。今後の投球に注目が集まる。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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