打率.148でも…中日24歳の圧倒的武器「元を取れる」 球界No.1の“4.0”、際立つ異能

UZR4.0は遊撃手トップ…守備範囲の広さが突出
中日の3年目・村松開人内野手が守備で圧倒的な存在感を発揮している。打撃こそ打率.148と低迷しているが、守備でどれだけの失点を防いだかを表す「UZR」は遊撃手で断トツ1位。「村松の守備マジですごい」と竜党の感謝も止まらない。
静岡高、明大を経て2022年ドラフト2位で中日に入団した24歳。プロ1年目は98試合に出場、昨季は109試合の出場で打率.275をマークした。さらに、守備率.988も遊撃手としてリーグトップと飛躍の一年となった。そして今季は、得意の守備でさらに進化を遂げる。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)によると、「UZR」は全ポジション含めても全体2位、遊撃手ではベストの4.0をマークしている。中でも目覚ましいのが守備範囲を示す「RngR」で、2.9を記録している。
打撃は今季18試合で打率.148、0本塁打、OPS.400と低調ながらも、中日ファンも村松の守備による貢献は見逃せないようだ。「守備で元を取れる」「打てなくても貢献できる」「村松ほんと守備うまくなったよな」「村松の守備、グラウンドレベルで見ると際立つうまさ」「村松さんの守備に助けられてる」などと称賛が続出。昨季のように打撃面でも復調した時、選手としてさらにステージが上がるのは間違いない。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。