アクーニャJr.の批判投稿に“うやむや対応” 69歳名将に米痛烈指摘「呂律の回らない老人」

ブレーブスのスニッカー監督へ注がれる厳しい目
ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が監督批判ともとれる投稿を自身のX(旧ツイッター)にした(後に削除)したことが物議を醸す中、ブライアン・スニッカー監督への“風当り”も強まっている。米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」では、うやむやな対応に終始する指揮官へ批判の声が上がった。
19日(日本時間20日)の本拠地・ツインズ戦でジャレッド・ケルニック外野手は右翼フェンス上部直撃の安打を放ったが、打球の行方を見ながらゆっくり走ったことが影響して二塁手前でアウトになった。これにかみついたのが2023年MVPのアクーニャJr.だった。昨年左膝手術を受けた影響で現在はリハビリ中の27歳は、自身のXに「自分がやったら、代えられているだろう」と綴った。2019年に同様の“怠慢走塁”が原因で交代させられたことが背景にあると米メディアは指摘している。後に削除されたものの、この投稿には批判が殺到するなど物議を醸す事態になった。
一方で、指揮官の対応にも疑問の声が上がっている。ケルニックの走塁について、試合後には「スイングの仕方に問題があった?」とはぐらかすような受け答え。21日(同22日)の本拠地・カージナルス戦前には「アクーニャJr.とケルニックのケースで違いは?」と問われ、「ん? タイミングとかそういう問題だ」と、答えるだけだった。
こうした対応に対して、番組司会のクリス・ローズ氏は「スニット(スニッカー監督)はこの件について噛みつくべきでした。今すぐにです。(日本時間22日の)カージナルス戦が始まる前にロナルドに電話し、メディアに電話で話し合いをしたことを伝えます。『具体的な内容を共有することは控えるけど、今週はより一層選手をうまく選手を管理しないといけない』とですね」と理想の対応策を指摘。「(会見は)呂律の回らない老人のようでした。(論点が)ずれているように聞こえました。こんなこと言いたくないですけどね」と強い口調で述べた。
ローズ氏はさらにマルセル・オズナ外野手が2年前に同様の“怠慢走塁”で交代させられたことに言及。その上で「スニッカー監督には解決すべき問題があります。SNS上で大したことはないと指摘している人がいますが、それは違います。これは問題なのです」と強調した。
69歳のスニッカー監督は2016年途中にブレーブスの監督代行となり、2017年に監督就任。2018年から2023年まで地区6連覇を飾り、2021年にはワールドシリーズを制した。しかし今季は9勝13敗と低迷している。
(Full-Count編集部)