脳挫傷でリハビリ中の鷹・生海が5月3日に実戦復帰へ 昨年自主トレ中の事故→育成契約に

小久保監督もエール「また野球ができる喜びを感じてほしい」
ソフトバンクは22日、昨年1月に脳挫傷と受診され、リハビリを続けている生海外野手が5月3日、4日に行われる火の国サラマンダーズとの4軍戦(熊本)で実戦復帰することを発表した。
生海は昨年1月、球団施設内で起きた自主トレ中の打球事故で「左側頭葉脳挫傷」と診断された。競技復帰まで1年から1年半の見込みであることも踏まえ、球団は同年10月28日に来季の支配下選手登録を結ばないことを通告していた。
22日にみずほPayPayドームで取材対応した三森哲司メディカルコーディネーターは、生海の4軍戦出場について「代打での出場を考えている」と説明。「現在も練習はできているという状況。段階を踏めてきていますので、主治医の先生と本人の意向を含め、競技復帰していいでしょうという段階になりました」と明かした。
今回はリハビリ組からの参加という形となり、試合で守備に就くのは6月中を予定しているという。受傷から約1年4か月が経過した現在について、三森コーディネーターは「頭痛が出て、(練習を)休むこともあるんですけど。翌日にはちゃんと回復して、また練習が継続できるという状況です」と語った。
これまで生海は「歩くだけで頭が痛い」といった症状もあり、飛行機移動が難しく、東京での受診には新幹線を使用していた経緯があったという。三森哲司メディカルコーディネーターは「今回は熊本へのバス移動となりますが、それも含めて全てがリハビリになる。また症状が出れば休めばいいし、回復すれば(試合に)出ていけばいい。彼にとっては、そういったチャレンジになるかなと思います」と説明した。
22日のオリックス戦前に取材対応した小久保裕紀監督は「報告が上がってきています。新たな一歩だと思うので、また野球ができる喜びを感じてほしいです」と生海にエールを贈った。
(Full-Count編集部)



