ド軍を襲った「1/30」の悲劇　9回2死からまさか…“打球の行方”に米嘆き「嘘だろ」

9回2死から同点ソロ…フェンスギリギリに飛び込んだ一発

【MLB】カブス 11ー10 ドジャース（日本時間23日・シカゴ）

　ドジャースは22日（日本時間23日）、敵地でのカブス戦に10-11で敗れた。7回には逆転して3点のリードをつけていたが、8回に2失点、9回には2死からミゲル・アマヤ捕手に同点ソロを浴びて試合を振り出しに戻された。この一発は、他球場なら本塁打にはなっていなかった。

　ドジャースは7回に5点を奪って逆転も、8回にはタッカーに2ランを許して1点差、9回には守護神のスコットがアマヤに痛恨の一発を許した。打球は左中間へと舞い上がり、フェンス前方に設置された網に飛び込んだ。

　MLB公式データサイト「ベースボール・サーバント」によると、この一発は飛距離388フィート（約118.3メートル）で、メジャー30球団の本拠地の中で、本塁打となるのはこの日のリグレーフィールドだけだった。

　ドジャースは延長10回の攻撃では無得点に終わり、その裏にハップにサヨナラ打を許して敗れた。ドジャースにとっては、別の球場なら中飛でゲームセットとなっていた可能性があるだけに、悔やまれた一発となった。

　X（旧ツイッター）では、カブス放送局「マイキー・スポーツネットワーク」のアンディ・マルティネス記者がこの「1/30」を指摘。ファンからは「Nooooooooooo」「ワオ……」「何て試合だ」「嘘だろ……」「タナーどうした」「だからリグレーが大好きだ」「1球場だけってのが大事」といった声があがっていた。