ド軍戦で2失策の翌日…25歳に非情通告 話題の“日本デビュー”から一転、無念の戦力外

野手からメジャー初安打の珍記録も
3月の東京シリーズでもプレーしたカブスのゲージ・ワークマン内野手が23日(日本時間24日)、メジャー出場前提の40人ロースターから外れるDFAとなった。代わってカブスはニッキー・ロペス内野手とメジャー契約を結んだことが発表された。
25歳のワークマンはタイガースに所属していたが、オフに有望株のマイナーリーガーを対象とした「ルール5ドラフト」でカブスに指名された。スプリングトレーニングで50打席に立ち打率.364をマークし、ドジャースとの開幕シリーズでも来日。日本のワークウエアブランドと同じ名前という偶然からも話題を集めた。
しかし、開幕後は好調を維持できなかった。12日(日本時間13日)のドジャース戦では、大量リードの場面で投手として登板したミゲル・ロハス内野手からプロ初安打をマークするも、9試合で3安打のみに終わり、打率.214、0本塁打2打点、OPS.553と低迷した。
22日(同23日)の本拠地ドジャース戦では、初回に先頭の大谷翔平投手の三ゴロを弾くなど2失策。いずれも見方の失点につながる痛恨のミスとなるなど守備でも精彩を欠き、今永昇太投手の勝ちを消してしまった。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は23日(同24日)の記事で「守備力とパワーは評価が高いが、空振りが多すぎる選手だ」と評価。2024年はタイガース傘下の2Aでプレーし、打率.280、OPS.843、本塁打18、盗塁30をマークしたが、153三振と粗さが目立った。
今後はウェイバー公示され、獲得する球団がなければ元所属先のタイガースに復帰することになる。
代わってメジャー契約を結んだロペスは、俊足好守が持ち味のユーティリティプレーヤー。メジャー通算672試合に出場し、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではイタリア代表として東京ドームでもプレーした。
(Full-Count編集部)