連敗ドジャースを襲った“900分の1の悲劇” カブス番記者も注目「まただ」

前日同カードはアマヤが9回2死から一発
【MLB】カブス 7ー6 ドジャース(日本時間24日・シカゴ)
まさかの“30分の1”が2夜連続で起きた。ドジャースは23日(日本時間24日)、敵地でのカブス戦に6-7で敗戦。2連敗でスイープ負けを喫した。しかも前日は10-11の1点差でのサヨナラ負け。どうやらカブス本拠地ならでは“悪夢”が起きていたようだ。
ドジャースは3回に2点を先制したものの、4回に「PCA」ことピート・クロウ=アームストロング外野手に5号3ランを許して即逆転される。その後、テオスカー・ヘルナンデス外野手の本塁打などで再逆転したが、5回にPCAの適時打などで再び勝ち越しを許し、1点差まで迫るも勝利は手にできなかった。
ポイントになったのが、4回のPCAの3ランだ。決してパワーヒッターではない23歳が振り抜いた打球は風に乗って左中間方向にどんどん伸びていきスタンドインした。MLB公式サイトの「ベースボール・サバント」によると、この一発はカブス本拠地以外では柵越えしていなかった打球だった。
カブス放送局「マイキー・スポーツネットワーク」のアンディ・マルティネス記者は「30球場のうちの1つでホームラン……まただ。そしてまた、カブスは気にしないだろうが」と“ニンマリ”。実は、前日の同カードでも、9回2死からカブスのミゲル・アマヤ捕手がタナー・スコット投手から打った同点アーチも、リグレーフィールド以外では入っていなかった。
“900分の1”の確率が起きたことでドジャースは連敗。米ファンもまさかの情報に「リグレーがドジャースの勝利を奪った」「クレイジー」「ドジャースも同じ条件だけど」などと反応していた。連敗で順位が後退したドジャースは、25日(同26日)から本拠地ドジャースタジアムに戻り、パイレーツと戦う。