ジャッジの不運“28/30” 飛距離129mも本塁打ならずの怪「東京ドームなら上段」

プログレッシブ・フィールドとチェイス・フィールド以外ではHR
【MLB】ヤンキース 5ー1 ガーディアンズ(日本時間24日・クリーブランド)
不運すぎる当たりとなった。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は23日(日本時間24日)、敵地ガーディアンズ戦に「2番・右翼」で出場。初回には飛距離424フィート(約129メートル)の超特大飛球を飛ばしたが、まかさの“形状”により本塁打とはならず。「間抜けな球場のサイズのせいで、またホームランを奪われたよ」と米ファンも思わずぼやいた。
完璧なスイングだった。ジャッジは初回、無死一塁の第1打席、オルティスの初球カットボールを強振。打球はぐんぐん伸び、自身も一発を確信したように歩き出した。しかし、プログレッシブ・フィールドは中堅最深部から左翼席にかけて19フィート(約5.8メートル)の高いフェンスが設置してあり、ジャッジの打球はまさかの端に直撃。三塁まで到達したものの、悔しそうな表情を浮かべた。
MLB公式サイトの「ベースボール・サバント」によると、ジャッジの打球は速度110.9マイル(約178キロ)、角度34度、飛距離424フィート(約129メートル)で、メジャー30球場のうちプログレッシブ・フィールドとチェイス・フィールド(ダイヤモンドバックス)以外の28球場ではスタンドインの一発だった。
1本“損”したことでファンも嘆きが止まらない。「アーロン・ジャッジの三塁打が30球場中28球場で本塁打だった」「ジャッジはこの遠征中で3本は本塁打を損した」「ところでこれは28/30(で本塁打だった)」「これがHRじゃないなんて馬鹿げてる」「これはホームランだったはずだ……」「2フィート横なら……」などとコメントが寄せら、日本のファンも「東京ドームなら余裕で上段」「まじでジャッジえぐいわ」「これで入らんか笑」などと反応があった。
ジャッジは20日(同21日)の敵地レイズ戦で、場外まで運んだ左翼への大飛球がファウルと判定され、物議を醸した。それでもここまで7本塁打を放ち、メジャートップの打率.415、OPS1.247と“最強打者”たる実力を発揮している。