西武にいる侍Jの“秘密兵器” NPBトップの「153.5」…ロマンあふれる21歳を球界OB激賞

杉谷拳士氏が侍J入りを期待する西武・羽田慎之介
2026年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が米国代表の主将として出場することが決まるなど、早くも盛り上がっている。そんな中、元日本ハムの杉谷拳士氏が自身のYouTubeチャンネルで、連覇を目指す侍ジャパンの投手陣を独自予想。“秘密兵器”として羽田慎之介投手(西武)を挙げた。
杉谷氏は決勝までの全7試合の先発を予想した。東京ドームで行われる1次ラウンドのチャイニーズ・タイペイ戦で山本由伸(ドジャース)、韓国戦は千賀滉大(メッツ)、オーストラリア戦は今永昇太(カブス)、チェコ戦は菊池雄星(エンゼルス)。舞台を米国に移す準々決勝からは山本、千賀、今永が先発すると占った。
決勝戦は米国と対戦し、総力戦になると予測。今永の他、高橋宏斗(中日)、宮城大弥(オリックス)、大勢(巨人)、伊藤大海(日本ハム)らのリレーとなり、最後はダルビッシュ有(パドレス)が締めると語っている。
ビッグネームを挙げる一方で、“NEXT枠”として選んだのが21歳左腕の羽田。「ロマンある左ピッチャー。初めてかもしれない、日本人の左ピッチャーで160キロ」とそのポテンシャルを高く評価する。
4年目の今季は6登板で1敗、防御率7.20だが、セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、直球の平均球速は左腕で最速の153.5キロ。今後、大化けして侍ジャパンに加わることはあるのか、注目される。