ド軍&370億円男のトレード説再燃? 米記者ら分析、カギ握る不振の長距離砲

オフにはトレード移籍の可能性が報じられていたアレナド
昨オフにドジャースへのトレード移籍が報じられていたカージナルスのノーラン・アレナド内野手について、カージナルスは「いまだ彼のことをトレードしたがっている」と、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は分析。ドジャース入りの可能性はあるのか、米スポーツ専門誌も注目している。
34歳のアレナドは通算343本塁打の強肩強打の三塁手で、2019年2月にロッキーズと8年総額2億6000万ドル(約371億円)で契約延長。2021年2月にトレードでカージナルスへ移籍し、3年の契約がまだ残っている状況だ。昨オフにはアストロズへのトレードを本人に打診したが、トレード拒否権を持つアレナドが拒否した。
ナイチンゲール記者はドジャースは地元メディア「ドジャース・ネーション」のポッドキャストに出演。アレナドはカリフォルニア州ニューポートビーチ出身のため「彼はドジャースに行くチャンスが得られれば(嬉しさで)飛び跳ねるでしょう」と話す。一方で「ドジャースはマンシーがいる状態なら彼(アレナド)を必要とはしない。それに彼(アレナド)には3年で6000万ドルくらい(の契約)が残っています」と“障壁”も説明する。
マンシーは今季23試合で打率.178、本塁打はゼロで、わずか4打点と苦しんでいる。アレナドはここまで23試合に出場し、2本塁打、11打点、OPS.800。絶好調とは言わずとも、現状のマンシーとの“交代”となれば打線と守備に多少の厚みをもたらすだろう。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ドジャースがマンシーから(見限って)先に進みたいと思っているということを示唆するものはない。しかしながら、野球の世界ではどんなことも起こり得る」としながらも、ドジャースがトレードを検討する場合は「アレナドが明確なターゲットになるだろう」と指摘している。
(Full-Count編集部)