驚異の打率.432…24歳首位打者の好調要因 OB絶賛、“疑問視トレ”続けた芯の強さ

打率.432…オリ太田に見る親子二人三脚の成長
4月21日に配信された「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネル「月曜日もパテレ行き」に五十嵐亮太氏とT-岡田氏が出演し、先週1週間のパ・リーグを振り返った。今回は配信で入りきらなかった”こぼれ話”をお届けする。
24日時点で首位を走るオリックス。T-岡田氏は番組内で「杉本裕太郎、頓宮裕真、太田椋の存在が大きい」と解説。なかでも24歳の太田は22試合で、88打数38安打の打率.432、4本塁打、16打点、得点圏打率.524、OPS1.086と圧倒的な数字で存在感を示している。直近6試合では打率.583と好調で昨シーズンまで共に戦ったT-岡田氏は「追い込まれてからの粘り」が指摘した。
「もともと思い切ったスイングをしていましたが、今年は特に追い込まれてからの粘りが素晴らしいです。初球からもどんどん振りますけど、追い込まれてからの粘りが、高打率に確実に影響していると思います。粘ることで相手ピッチャーが投げる球がなくなって、ちょっとミスしたところをヒットにする。そこがめちゃくちゃ成長しましたし、彼自身もそう感じていると思いますね」
特に印象的なのは、チームの打撃投手を務める父・太田暁さんとの関係だという。「プロ1年目から今もずっと、オフの自主トレは毎日親子2人でマンツーマンの練習をしている」と明かす。T-岡田氏ら先輩選手は、「他の選手と自主トレをした方が良いんじゃないかな?」と思ったこともあったそうだが、ぶれずに続けている親子でのトレーニングが、今季の“覚醒”につながっているのではないかと推測。「芯の強い子です」と後輩の大活躍に嬉しそうな表情を見せた。
(「パ・リーグ インサイト」後藤万結子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)