ド軍新設備に日本の“逸品” きっかけとなった佐々木朗希の一言、明かされた誕生秘話

ドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】
ドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】

地元紙のドジャース番記者が報じる

 ドジャース・佐々木朗希投手の入団の決め手の1つは、日本のトイレだった。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のドジャース番ビル・プランケット記者が24日(日本時間25日)に報じている。

 プランケット記者は「(ドジャースが契約したいと思う)最高の選手にとっての契約先になるために、ドジャースは色々な方法を追い求めた」と説明。クラブハウスの改修工事の一環として、「便座が温まり、ビデがついている多機能な最先端の洗練された8つの日本のトイレ(温水洗浄便座)」も含まれていたことに言及した。

 スタン・カステンCEOの話として「我々とロウキの最初のミーティングの時に、当時進行中だったクラブハウスと施設をアップグレードさせるプロジェクトについて、我々は彼に伝えていた。我々が加えるすべてのアメニティについても、私は彼に説明した」と紹介。このやり取りの中で、佐々木朗希から日本のトイレの有無について聞かれたという。カステンCEOはその際「決まりだな、了解したよ」と返答し、「選手から得たいいアイデアだったよ」として、改修工事の1つとして日本のトイレを取り入れることになった舞台裏を説明した。

 記事では、選手が快適に感じられるようにドジャースが快く行動に移す姿勢も、ドジャース入りを決める要因の一つだったと佐々木朗希が語ったとしている。そしてカステンCEOは、佐々木がドジャースと契約した後、日本式トイレの新設について話が進んでいることを写真を見せながら伝えたとして、それに対して佐々木も英語で「Awesome(素晴らしい)」と返事をしたとしている。

 ドジャースが東京シリーズから米国に戻ると、本拠地・ドジャースタジアムの大改修は完了していたという。マックス・マンシー内野手は、改修された球場について「みんな(アップグレードされた部分に)気づいていたよ。ベリーナイス。日本ではこれが標準的なトイレだから、感覚としては(日本をまだ)去っていなかったような気がしたね」とコメント。エバン・フィリップス投手も「この新しいクラブハウスは、あらゆる面でファーストクラス(一流)だね」と喜んでいたことを伝えている。

(Full-Count編集部)

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