メジャー最多9号も…トラウトまさかの「0.1」 漂う“衰え”に米嘆き「悲しいよ」

リーグ最多9号も…打率.185、WARはまさかの0.1
【MLB】ツインズ 11ー4 エンゼルス(日本時間26日・ミネソタ)
エンゼルスのマイク・トラウト外野手は25日(日本時間26日)、敵地ツインズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。7回にメジャートップに並ぶ9号ソロを放った。一方で自身の“代名詞”でもあった、勝利貢献度「WAR」(ベースボール・リファレンス版)はわずか0.1。米ファンも「悲しいよ」と嘆いている。
衰えなのか……。トラウトは昨季4月までに10本塁打と快調にアーチをかけていたが、左膝を負傷。5月以降は欠場し、メジャー自己最少の29試合にとどまった。今季は体の負担を考慮し、中堅から右翼へコンバート。その中で本塁打を量産している一方で、打率わずか.185、OPS.791とトラウトとは思えぬ低水準で推移している。さらに、守備でどれだけ失点阻止に貢献したかを示す「DRS」も-3。年間ペースでは-23と厳しい数字が並ぶ。
結果として、選手の総合力を示すWARも0.1。全盛期のトラウトは走攻守全てをハイレベルにこなし、2012年から5年連続でWARリーグトップ。通算でも86.1をマークし、現役1位を維持しているものの、今季の成績は見る影もない。
米ポッドキャスト番組「The Big Leagues Daily」で司会を務めるダン・クラーク氏は前日の試合を終え、自身のX(旧ツイッター)を更新。「マイク・トラウトは打率.169で、83打席中29三振している。今シーズンはDRSが-16ペースで、現在メジャーリーグで最も低く評価されている右翼だ」と成績に言及し、「こんなことを書くなんて信じられないし、悲しい」と添えた。
米ファンも「年を取ったんだ」「彼はもう以前のマイク・トラウトではない。それは悲しい」などと反応し、日本のファンも「悲しいよ もう完全無敵のパーフェクトロボットじゃないんだね」「シュワーバー化してて草」「OPSがこんなのトラウトじゃない!」などと悲しい声も寄せている。
とはいえ、選手の運不運を示す「BABIP」が.148と球界最低レベルに沈んでいることは事実。揺り戻しが来れば、復調する可能性もある。そもそも、近年は故障が多く満足にプレーできていなかった。まずは無事に、シーズンを完走するトラウトの姿を見てみたい。
(Full-Count編集部)