157cm変化した山本由伸の“魔球” 米識者も脱帽…飛び出した「インクレディブル」

パイレーツ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
パイレーツ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

ロブ・フリードマン氏が注目したのは…

【MLB】パイレーツ 3ー0 ドジャース(日本時間26日・ロサンゼルス)

 衝撃落差の“魔球”に騒然としている。ドジャース・山本由伸投手が25日(日本時間26日)、本拠地でのパイレーツ戦に先発登板し、5回5安打3失点(自責1)、5奪三振で2敗目を喫した。本来の投球ではなかったが、土壇場で投じた1球に米識者も目を丸くした。

 山本は初回先頭のオニール・クルーズ外野手に四球を出すと、盗塁を決められ、先制の適時打を浴びた。この日は渡米後最多の4与四球とらしくない投球で、5回は失策を機にクルーズとケブライアン・ヘイズ内野手にタイムリーを打たれ、2失点。94球を投じてマウンドを降りた。

 それでも、随所に持ち味の武器を披露。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が注目したのは、スプリットではないもう一つの変化球だ。同氏は「ヨシノブ・ヤマモト、ゴージャス79マイル(約127キロ)のカーブ」と綴り、2回のクルーズとの第2打席で空振り三振に仕留めた1球を紹介した。

 カウント1-1から高め94.3マイル(約151.7キロ)の直球で追い込むと、次に投げたのが目線の高さから急激に変化したカーブ。クルーズは全くタイミングが合わず驚きの表情を見せた。実際、MLB公式サイトの「ベースボール・サバント」によると、落差は62インチ(約157センチ)と驚異の変化幅だった。この投球には米ファンも「えげつない」「ビューティフル」「インクレディブル」「Wow」と賛辞を送ったほか、日本のファンも「マジでパワプロみたいだ」「Yoshinobu-curveエゲツないなw」と称えていた。

【実際の1球】「ビューティフル」と米脱帽 157cm落下した山本由伸の“魔球”

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY