逸材ドラ1の「格が違う」 窮地救う美技連発…発揮した“異能”「感動しっぱなし」

7回に2度の好守備で失点阻止
■楽天 ー ソフトバンク(27日・楽天モバイル)
逸材の流れるような美技連発にざわついている。楽天・宗山塁内野手は27日、楽天モバイルで行われたソフトバンク戦に「7番・遊撃」で先発出場。7回には再三に渡る好守で得点を許すさず、「宗山、神守備すぎる」「うっま」とファンも感謝を送った。
好守備が飛び出したのは、楽天1点リードの7回だった。先頭の緒方理貢外野手の打球は遊撃前に転がった。宗山はこれにダッシュ。難しいバウンドながら見事にグラブに収め、すぐさま握り替えて一塁でアウトにした。しかし、これだけで終わらない。
2死三塁で一打同点の場面。川瀬晃内野手の叩きつけた打球は、普通なら内野安打になってもおかしくなかった。しかし、宗山は再び突っ込んで処理し、体が流れながらも素早い送球で一塁へ転送。味方の窮地を救うプレーに、本拠地は大歓声に包まれた。
圧倒的な守備力にファンも度肝を抜かれた。「そんじょそこらのショートとは格が違う」「宝石のような宗山」「すごっ……」「この回はマジ宗山に助けられた笑 にしてもうますぎやろ」「宗山様しか勝たん」「宗山くんの守備に感動しっぱなし」などと称賛の声が相次いだ。
明大では東京六大学野球で通算118安打を放ち、昨年のドラフト会議では5球団が競合した大器だ。この日の試合前の時点で22試合に出場し、打率.259、22安打、2本塁打、2盗塁をマーク。走攻守に存在感を発揮している。