グラスノー緊急降板に「全員イライラ」 ド軍監督が怒りの会見「今後は未定だ」

パイレーツ戦に登板したドジャースのタイラー・グラスノー【写真:Getty Images】
パイレーツ戦に登板したドジャースのタイラー・グラスノー【写真:Getty Images】

ロバーツ監督「長期の心配は必要なさそうだが、短期的にはある」

【MLB】ドジャース 9ー2 パイレーツ(日本時間28日・ロサンゼルス)

 ドジャースのタイラー・グラスノー投手は27日(日本時間28日)、本拠地・パイレーツ戦の2回の投球練習中に右肩の違和感を訴えて降板した。デーブ・ロバーツ監督は「長期(離脱)の心配は必要なさそうだが、短期的にはある。それは、継続的に登板できるかという点、そして身体の調子を心配している。現時点では、今後どうするか未定だ」と話した。

 グラスノーは初回にマカチェン、バルデスに2者連続本塁打を浴びるもチームは直後に4得点で逆転。2回の投球練習で数球を投げたところで異変を訴えた。「今後数日のうちに、どうするか明らかになっていくだろう。でも短期的にみれば、私たち全員イライラしている」と苛立ちを隠そうとしなかった。

 前回登板の20日(同21日)レンジャーズ戦でも、5回途中に「下肢のけいれん」で緊急降板していた。MRI検査を受けるかとの問いかけに、指揮官は「その可能性はある。すでに何回も写真(MRI)を撮っているけど。トレーナーや医師に任せる」と話し、負傷者リストに入れる可能性については「間違いなくその可能性はある。登板する時は、実力を発揮できるような状態でないといけない。その状態になるまで、間違いなくIL入りは議論する」と厳しく断じた。

 身長203センチから投じる本格派右腕だが、昨季の134イニングが自己最多の投球回。これまで多くの怪我に泣かされてきた。ロバーツ監督は「タイラー(グラスノー)の場合は難しい。(身体の)調子が悪いとか、過去の故障歴、メカニックが上手くいかなかったりする。だから、活躍できるような精神状態にするには、多くの時間と手間をかけてこれらの要素をじっくりと調べる必要がある。(活躍できる精神)状態ではないし、現時点で解決策はわからない。まずは彼の健康が第一だ。(話は)それからだ」と、厳しい表情のままだった。

(Full-Count編集部)

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