ドジャースが“首位陥落” 大谷超え1148億円男が不振も…メッツが「ほぼ完璧」な理由

MLB公式サイトの今週のパワーランキングが発表
MLB公式サイトは27日(日本時間28日)、今週のパワーランキングを発表した。前週までトップだった、大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手が所属するドジャースは2位に“陥落”。代わって1位に立ったのは、メジャー屈指の金満球団メッツだ。同サイトは「ほぼ完璧」とチーム状態に目を丸くする。
メッツは昨オフ、ヤンキースからプロスポーツ史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1148億円)で天才打者のフアン・ソト外野手を獲得した。しかしソトはここまで打率.248、3本塁打、OPS.770と本調子とはかけ離れた成績となっている。それでも、MLB公式は「メッツは今年ここまでで最も楽しいストーリーの一つです――しかも、フアン・ソトはまだ本調子ではないのに!」と指摘する。
17日(同18日)から7連勝をマーク。千賀滉大投手も好調を維持する先発陣はメジャー1位の防御率2.36とまさに難攻不落の状態だ。リリーフ防御率2.76とこちらも盤石で、「週末にはジェフ・マクニールとフランシスコ・アルバレスというお馴染みの顔ぶれが故障から復帰した。どちらも2024年は思うような活躍ができなかったが、現在クイーンズ地区に漂う雰囲気は、久しぶりに『ほぼ完璧』と言えるものになっています」と期待を寄せる。
一方でドジャースは、同期間で3勝4敗とやや躓いた。MLB公式はベテランの状態を危惧し、「エンリケ・ヘルナンデスは日曜日の時点で打率.145、オースティン・バーンズは.174、ミゲル・ロハスは.162、クリス・テイラーに至っては長打すらありません。優秀な選手はいるものの、ドジャースの層の薄さは否めない」とした。そのドジャースに連勝したカブスは4位から3位に浮上している。
(Full-Count編集部)