卑劣な野次に28歳ブチギレ→球団は即謝罪 ファンの“愚行”に批判殺到「生涯入場禁止」

ガーディアンズは自軍ファンの卑劣な言動を謝罪「真剣に受け止めています」
【MLB】Rソックス 13ー3 ガーディアンズ(日本時間27日・クリーブランド)
ガーディアンズは27日(日本時間28日)、自軍ファンがレッドソックスのジャレン・デュラン外野手に対して卑劣な言動をしたとして謝罪文を出した。
本拠地で行われたレッドソックス戦。MLB公式サイトによると、デュランが7回に中飛に倒れた後、ガーディアンズファンが卑劣な野次を飛ばしたという。球審はイニング終了後に対処すると伝えたが、当のデュランは“ブチギレ”。7回のイニング間にその敵地ファンと言い合いになるにまで発展した。
試合後、デュランは野次の内容が2022年に自殺未遂をしたことについてだったと明かし、「彼は不適切なことを言ったが、警備員が対処してくれてよかった。警備員は事態を分かっていて、私の代わりに対処してくれた」と感謝の言葉を並べた。
ガーディアンズの動きは早かった。試合後に声明を出した。
「我々は本日の試合中に、あるファンとレッドソックス選手たちの間に起きた状況を承知しています。それは我々のファン素行指針に反するものでした。我々はここで問題になっている行動の重さを認識しており、この類の素行については非常に真剣に受け止めています」
「我々はレッドソックスの組織、関わった選手、そのエリアにいたファンたちにここで謝罪するとともに、状況に対処しています。問題のファンを特定しており、次のステップについてはMLBと取り組みます。我々はビジターチームの選手とファンに最高の経験を提供することを目指していますが、今日はそこに至りませんでした」
今後は問題のファンに対して何らかの処分が下される模様。ファンからは「生涯全球場出入り禁止にせよ……全くもって最低だ」「無期限で全球場から追放せよ」「このファンの行動は一線を越えたもので、受け入れられない」などと断罪。「クリーブランド、いい仕事」「クリーブランドありがとう。プロ意識の高い組織」「一流でかっこいい対応」とガーディアンズに称賛の声も寄せられている。