パヘス覚醒の裏で…焦る韓国メディア マイナーで奮闘する“逸材”の行方「本当に大ピンチ!」

キム・ヘソンは今季3Aで打率.252、4HR、OPS.779
ドジャースは27日(日本時間28日)、本拠地のパイレーツ戦に9-2で快勝した。“主役”となったのが、3試合連続で3安打以上とバットが止まらないアンディ・パヘス外野手。チームでの存在感が高まる一方で、韓国メディアは「本当に大ピンチ!」などと焦りを募らせている。
ライバルの背中が遠くなった。パヘスは開幕から低空飛行を辿り、出場20試合時点で打率.159、OPS.544。9番が“定位置”だった。しかし、22日(同23日)のカブス戦で今永昇太投手からの一発を含む2安打を放つと、そこから5試合連続ヒット。打率.650、3本塁打、6打点の猛打を見せ、年間成績も打率.277、OPS.861と主力にふさわしい数字となった。
その一方で、韓国メディアの“ぼやき”は止まらない。パヘスの活躍を受け、「OSEN」は「キム・ヘソン、本当に大ピンチ! ライバルのパヘスが安打&本塁打&安打+4打点の大爆発」と報じれば、「エクスポーツ」は「キム・ヘソン、3三振で沈黙した日に、ライバルがMLBで『4安打1本塁打』……メジャー昇格への道はさらに茨の道に」と伝えた。
同メディアは、デーブ・ロバーツ監督が不調時でもパヘスに150打席は保証すると話していたことを引用し、「それに応える形で、パヘスは感覚を取り戻し、ドジャース野手陣のロースターに定着しつつある」と言及した。そして「一方のキム・ヘソンは、3Aでの波のある成績に苦しみ、メジャー昇格までの道のりはさらに厳しくなっている」と顔を暗くするしかなかった。
オフに3年1250万ドル(約18億8500万円)で加入するも、マイナー落ちした“韓国の逸材”キム・ヘソン。今季3Aでは24試合に出場し、打率.252、4本塁打、OPS.779、12盗塁を記録している。選手層の厚いドジャースでコールアップの日を迎えるのは、果たしていつになるだろうか。
(Full-Count編集部)
