巨人、劇的サヨナラ勝ち 回またぎで無失点…大勢を指揮官絶賛「気持ちを伝えた」

広島戦の指揮を執った巨人・阿部慎之助監督【写真:加治屋友輝】
広島戦の指揮を執った巨人・阿部慎之助監督【写真:加治屋友輝】

2位に浮上、大勢は2回無失点で今季3勝目…延長12回に甲斐がサヨナラ犠飛

■巨人 4ー3 広島(29日・東京ドーム)

 巨人は29日、広島戦(東京ドーム)で延長12回4-3でサヨナラ勝ちを飾り、2位に浮上した。14勝11敗で貯金3となった。阿部慎之助監督は2回無失点の大勢投手を「抑えてもらうしかない。大勢よりいい投手は残っていなかった」と語った。

 延長11回から今季初めてイニングまたぎをした大勢が3勝目。2回3奪三振1安打無失点に封じてサヨナラ劇を呼び込んだ。指揮官は「大勢に抑えてもらうしかない。大勢よりいい投手は残っていなかった。(大勢には)追いついたので、9連戦の頭は負けたくない。気持ちを伝えた」と語った。

 2回にキャベッジが右中間4号2ラン。左手親指を痛めて25日に復帰した助っ人の本塁打で先制したが、井上がリードを守れなかった。4回2死一塁から末包に同点2ランを被弾。同点の6回には2死から小園の右中間三塁打と末包の中前適時打で勝ち越された。

 打線は3回2死一、三塁、4回1死一、二塁、6回2死一、三塁とチャンスを作ったが、あと1本が出なかった。土壇場の9回に若林の三塁内野安打と敵失の間に同点に。延長12回、吉川と岡本の連打などで1死二、三塁のチャンスを作り、甲斐がサヨナラ犠飛を放った。

 指揮官は「追い込まれていたけど、素晴らしいバッティング」と甲斐を称賛。キャベッジの一発には「外野の頭を越えたと思ったらスタンドに入っていた。すごい打球だった」と驚いていた。

(Full-Count編集部)

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