西武の高橋が2年ぶり勝利投手、オリックスは麦谷がサヨナラ適時打…29日のパ・リーグ

ロッテ戦に出場したオリックス・麦谷祐介【画像:パーソル パ・リーグTV】
ロッテ戦に出場したオリックス・麦谷祐介【画像:パーソル パ・リーグTV】

麦谷祐介がサヨナラ適時打、オリックス連敗ストップ

 オリックスはロッテ戦(京セラドーム)に3-2で勝利した。2回、廣岡大志外野手の2号ソロで先制。先発の宮城大弥投手は、2回に連打でピンチを招いたが、後続を3人で打ち取って無失点に。3回以降は6回まで1安打無四死球無失点の快投を見せた。

 しかし7回、1死から連打で同点に追い付かれると、8回表には藤岡裕大内野手にセーフティスクイズを決められ、勝ち越しを許す。宮城は8回115球7安打無四死球10奪三振2失点(自責点1)でマウンドを降りた。

 打線は3回以降7回まで走者を出しながらも無得点に終わったが、8回裏に太田椋内野手、西川龍馬外野手の安打で好機を広げ、中川圭太内野手の投ゴロの間に同点に追い付く。9回をルイス・ペルドモ投手が3者凡退でつなぐと、9回に先頭・野口智哉内野手が三塁打を放ち、1死から麦谷祐介外野手に適時打が生まれサヨナラ勝ち。連敗を「2」で止めた。

 太田は3安打を放ち、打率を.417としている。一方敗れたロッテは、先発の西野勇士投手が5回91球5安打2四球5奪三振1失点。中森俊介投手は2回1安打無四死球4奪三振無失点の好リリーフを見せたが、競り負けた。

渡部聖弥が先制打含む5試合連続マルチ、高橋光成は今季初勝利

 西武は楽天戦(ベルーナドーム)に、7-1で快勝した。1回、先頭の西川愛也外野手が安打と盗塁でチャンスをつくる。1死から3番・渡部聖弥外野手は「イメージ通りに打つことができてよかったです」とセンター前への適時打で先制。

 2回には児玉亮涼内野手の適時打。4回には西川が適時二塁打、続く長谷川信哉外野手も「光成さんの勝利に貢献できるようにがんばります」と適時打を放つ。攻撃の手を緩めることなく6回、渡部聖と中村剛也選手の適時打で7-0とリードを広げた。

 援護をもらった先発・高橋光成投手は初回から粘りの投球で得点を与えず。6回88球4安打2四球2奪三振無失点で待望の今季1勝目。2年ぶりに勝利投手となった。

 高橋を11安打7得点で援護した打線は、渡部聖が5試合連続のマルチ安打となる2安打2打点の活躍。長谷川も2安打2打点、西川は2安打1打点、タイラー・ネビン外野手は2安打を記録した。

 敗れた楽天は先発・古謝樹投手が5.2回9安打4四球7失点で今季2敗目を喫した。得点は8回の押し出し四球のみ。9回、2死満塁のチャンスも無得点に終わり、3連勝ならず。

水野達稀が勝ち越しの2号ソロ、日本ハムが延長戦を制す

 日本ハムはソフトバンク戦(みずほPayPayドーム)に2-1で勝利した。先発・伊藤大海投手は、初回を3者凡退に仕留める立ち上がり。2回に山川穂高選手の5号ソロを許すも、3回から3イニング連続で3者凡退とするなど、6回までを3安打に抑える快投を披露する。

 すると打線は7回、好機で代打・吉田賢吾捕手が適時二塁打を放ち、試合を振り出しに戻す。8回のマウンドに上がった伊藤は、2者連続三振を奪うなど、安定した投球を続ける。直後の9回もピンチを切り抜け、試合は延長戦へ。

 10回、先頭の水野達稀内野手が杉山一樹投手の投じた初球をライトスタンドへ運び、2号ソロで勝ち越しに成功。10回裏は田中正義投手が締めて終了した。勝利した日本ハムは、先発の伊藤が9回130球5安打無四死球9奪三振1失点で3勝目をマークし、カード初戦を制した。

 敗れたソフトバンクは、先発のリバン・モイネロ投手が7回97球4安打3四球7奪三振1失点の内容。山川の5号ソロで先制するも、追加点が遠かった。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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