菅野智之の魔球に米実況絶叫「えげつない」 MVPもお手上げ…衝撃の“1球”

先発したオリオールズ・菅野智之【写真:Getty Images】
先発したオリオールズ・菅野智之【写真:Getty Images】

1死一、三塁のピンチも…宝刀スプリットで連続三振

【MLB】オリオールズ 4ー3 ヤンキース(日本時間29日・ボルティモア)

 オリオールズの菅野智之投手が28日(日本時間29日)の本拠地・ヤンキース戦に先発。5回を投げメジャー最多の8三振を奪い、3勝目(1敗)を挙げた。強打のヤンキース打線を封じた“魔球”地元放送局も驚嘆。実況は「えげつないスプリット!」と声を張り上げた。

 菅野は5回95球を投げ、5安打2四死球と2回を除いて毎回走者を背負ったが、得点を許さなかった。本拠地が大歓声に包まれたのは3回だ。1死一、三塁の場面でポール・ゴールドシュミット内野手、ジャズ・チズムJr.内野手をいずれも宝刀スプリットで空振り三振。ピンチを脱すると、本拠地に歓声が響き、スタンディングオベーションで称えた。

 この投球にMLB公式も注目。X(旧ツイッター)に「トモユキ・スガノが窮地を脱するために、エグいスプリッターを繰り出す」と綴り、オリオールズの地元放送局「MASN」の動画を投稿した。ゴールドシュミットを封じた際、同局実況のケビン・ブラウン氏は「とんでもないスプリット! トモユキ・スガノは突然ギアを上げた!」と興奮気味に伝えた。

 さらにチズムJr.内野手を斬った際には「またしてもスプリットで三振を奪った! この回3つ目の三振、スガノはこの試合6つ目の三振を奪った」と絶叫。解説のベン・マクドナルド氏は「トモは浅瀬の小魚のように打者を仕留めた」と称賛した。

 35歳のオールドルーキーは3・4月に6登板し、3勝1敗、防御率3.00の好成績を残した。どこまで数字を伸ばすか、今後の投球も注目される。

【実際の映像】「とんでもない!」 実況も興奮…ヤンキース打線を封じた菅野智之の“魔球”

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