大谷翔平が“パパ初本塁打”　CY賞右腕から初球先頭打者弾…真美子夫人の選曲で7号

本拠地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場…7号本塁打を放った

【MLB】ドジャース ー マーリンズ（日本時間30日・ロサンゼルス）

　ドジャース・大谷翔平投手は29日（日本時間30日）、本拠地ドジャースタジアムで行われたマーリンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席に向かうと場内に「ムーンライト伝説」が流れた。そのまま今季2本目の先頭打者アーチとなる7号本塁打。長女が誕生してから復帰8戦目で初アーチをかけた。

　大谷が自ら祝砲を放った。初回、初球を叩いた“パパ1号”となる7号に、ドジャースタジアムは大歓声に包まれた。4月16日（同17日）の本拠地・ロッキーズ戦で6号を放って以来、13日ぶりの一発。打球速度114.1マイル（約183.6キロ）、飛距離394フィート（約120メートル）、打球角度23度の弾丸ライナーで右翼に叩き込んだ。

　18日（同19日）に真美子夫人の出産に備えて父親リスト入り。翌19日（20日）に女児の誕生を自身のインスタグラムで報告した。2試合欠場し、20日（同21日）の敵地・レンジャーズ戦で復帰した。

　なかなか快音は響かず、復帰からの4試合では16打数2安打2四球0打点6三振と苦戦した。しかし、26日（同27日）の本拠地・パイレーツ戦で復活を告げる3安打。二塁打2本と三塁打を放った。27日（同28日）の同戦でも二塁打を含む2安打。28日（同29日）のマーリンズ戦は1安打3四球と状態を上げていた。

　球団公式インスタグラムはこの日「これは女性のため（の登場曲）。今夜のドジャースタジアムはWomen’s Nightが開催。登場曲は大切な人によって選曲されました！」と説明。大谷の登場曲は真美子夫人が選んだ。テレビアニメ「美少女戦士セーラームーン」のOPとして大人気の一曲に乗って登場し、いきなり快音を響かせた。

　昨年7月23日（同24日）の「Women’s Night（ウーマンズ・ナイト）」では、真美子夫人は「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」（第5部）の「il vento d’oro」をチョイス。また、今年4月25日（同26日）に行われた「デートナイト」のイベントでは、TV版「ジョジョの奇妙な冒険」のED曲であるYesの「Roundabout」を真美子夫人が選択していた。

　試合前時点での今季打撃成績は打率.290（107打数31安打）、6本塁打、9打点、7盗塁、OPS.925.この日の7号で年間38本ペースとなった。昨季54本塁打を放った大谷は今季、どこまで数字を伸ばしていくだろうか。