大谷翔平、先頭打者7号の“ワケ” LA実況が背中から感じた変化「ルーティンが確立された」

マーリンズ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
マーリンズ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

マーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場

【MLB】ドジャース ー マーリンズ(日本時間30日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたマーリンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。初球シンカーを捉え、右翼席へ今季7号を叩き込んだ。LA実況は“パパ1号”に納得した様子だった。

 一瞬の出来事だった。この日は「Women’s Night(ウーマンズ・ナイト)」イベントが開催され、登場曲は真美子夫人が選んだ。テレビアニメ「美少女戦士セーラームーン」のOPとして大人気「ムーンライト伝説」で登場。その余韻が冷めやらぬ中、サイ・ヤング賞投手のサンディ・アルカンタラの初球を捉えた。

 打球初速114.1マイル(約183.6キロ)、飛距離394フィート(約120メートル)、角度23度の弾丸ライナーで右翼席へスタンドイン。本拠地は大興奮に包まれた。大谷は19日(同20日)に長女の誕生を自身のインスタグラムで報告しており、爆速アーチで“パパ1号”を飾った。

 地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の中継ブースでも、“パパ1号”で話はもちきりだった。実況を務めるスティーブン・ネルソン氏は「ショウヘイ・オオタニがパパ1号を放った!」と大興奮で伝えると、解説のエリック・キャロス氏は「新米パパになって(試合と育児の両立に慣れるまで)数日かかりましたけど、ようやくルーティンが確立されたと思います」と、徐々に新しいスタイルに慣れたのではと指摘する。

 ネルソン氏は「全世界の(新米)パパがあなたのコメントに頷いていると思いますよ」と頷いた。子どもが生まれれば、夜泣きなどもあって生活が大きく様変わりする。大谷は父親リストから復帰後は最初の16打数は2安打と、らしくない打撃が続いたが、本拠地に帰ってきて再び打棒を取り戻している。

(Full-Count編集部)

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