大谷翔平の出場試合で“珍事”…本拠地騒然 ド軍10点リードで敵軍野手が緊急登板

サイ・ヤング賞投手のアルカンタラが6失点KO
【MLB】ドジャース ー マーリンズ(日本時間30日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、ドジャースタジアムで行われたマーリンズ戦の初回に今季7号となる先頭打者アーチを放った。その勢いを借りた打線はいきなり3点を奪うと、3回までに7得点。7回途中で12点目をあげた。得点差がつき、マーリンズは野手を急きょマウンドに上げた。
先制を許したドジャースだったが、直後の攻撃で大谷が2022年サイ・ヤング賞投手のサンディ・アルカンタラから同点アーチを叩き込んだ。さらにテオスカー・ヘルナンデス外野手の適時二塁打で逆転に成功。T・ヘルナンデスは2回にも適時打を放った。
アルカンタラはまさかの3回持たずに7失点KO。2番手のフィリップスは2回1/3を無失点に抑えたものの、6回から登板したジョージ・ソリアーノ投手が、ウィル・スミス捕手の適時打やトミー・エドマン外野手の2点二塁打などで5失点を喫した。
7回に打線は1点を返したものの、その裏にまたもT・ヘルナンデスがタイムリー。12-2とさらにリードが広がった。2死一、二塁の場面で、この日「9番・左翼」で先発したハビア・ソノア外野手がマウンドへ。マックス・マンシー内野手を初球53.4マイル(約85キロ)のチェンジアップで一ゴロに仕留めた。
メジャーリーグでは“捨て試合”になると、投手の消耗を避けるために野手がマウンドに上がることは少なくない。ドジャースも13日のカブス戦で0-11と大敗ムードになると、ミゲル・ロハス内野手が登板。山本由伸投手らのモノマネを披露し、エンターテイメントとしても話題を呼んだ。
(Full-Count編集部)