ド軍“珍事”で試合中に「歌ったり、踊っていたり」 指揮官が明かした舞台裏

9回に登板したドジャースのエンリケ・ヘルナンデス【写真:Getty Images】
9回に登板したドジャースのエンリケ・ヘルナンデス【写真:Getty Images】

大量点差でヘルメットをつけて1回無失点

【MLB】ドジャース 15ー2 マーリンズ(日本時間30日・ロサンゼルス)

 ドジャースは29日(日本時間30日)、本拠地でのマーリンズ戦に15-2と大勝した。試合はドジャースが終盤に大量リードしたことで、両軍が野手を登板させる珍事に。デーブ・ロバーツ監督は最終回を無失点で抑えた“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手の“好投”を「(自軍から)野次や冷やかしが起こっていたよ」と振り返った。

 先制を許したドジャースだったが、大谷翔平投手が2022年サイ・ヤング賞投手のサンディ・アルカンタラ投手から先頭打者本塁打を叩き込むなど、初回に3点を返した。打線の勢いは止まらず、7回までに12得点。得点差は10となった。

 7回2死から、マーリンズはこの日「9番・左翼」で先発したハビア・ソノア外野手をマウンドへ。マックス・マンシー内野手を一ゴロに仕留めたものの、続投した8回に3失点を喫した。

 すると、今度はドジャースが9回のマウンドにキケを投入。打撃練習用のヘルメットを頭部につけて1回を無失点に抑え、試合を締めくくった。

 ロバーツ監督はキケの起用について「ああ。(投内連携で)投手が一塁に走らないとき、彼が第1候補だ」とジョークを飛ばした。さらに登板中の様子を「ヘルメットかサングラスかわからないけど、彼が登板していたから(ベンチは)歌ったり、踊っていたりしていた」とコメント。“お祭り男”として知られ、内外野どこでも守るユーティリティプレーヤーが見せた力投にご満悦の様子だった。

(Full-Count編集部)

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