山崎伊織を阿部監督が称賛「100点」「素晴らしい記録」 開幕35回無失点でセ新記録

巨人・山崎伊織を労う阿部慎之助監督(右)【写真:加治屋友輝】
巨人・山崎伊織を労う阿部慎之助監督(右)【写真:加治屋友輝】

7回のピンチでも連続三振、指揮官が絶賛

■巨人 2ー0 広島(30日・東京ドーム)

 巨人の山崎伊織投手は30日、広島戦(東京ドーム)で7回5安打無失点と好投し、無傷の4勝目をマーク。開幕から35イニング連続無失点とし、セ・リーグ新記録を樹立した。阿部慎之助監督は「素晴らしい記録。なかなかできないこと。いつかは失点する。失点した時にどう踏ん張るか」と称えた。

 初回は1死から矢野を中前打で出塁させたものの、後続を打ち取って無失点。開幕からの連続イニング無失点を「29」に伸ばし、2007年高橋尚成の球団記録を塗り替えた。

 さらに4回も2死一、三塁のピンチで菊池を右飛に打ち取り、開幕32回連続無失点。1963年中井悦雄、2023年村上頌樹(ともに阪神)が記録したセ・リーグ記録の31回を塗り替えた。

 7回112球、6奪三振1四球、5安打の内容で無失点。試合後に阿部監督は「素晴らしい投球だったと思います。投手戦で1点勝負だと思っていた。100点。素晴らしい。最後まで出し切ってくれた」と絶賛。7回は連打で1死一、二塁とピンチを招いたが、坂倉、堂林の代打攻勢を2者連続空振り三振に仕留め、雄叫びをあげた。この力投に指揮官も「(7回継投は)考えてなかった。投げ切って欲しかった」と振り返った。

 なお、プロ野球記録は1939年高橋敏(阪急)の38回1/3となっている。次回の登板で記録更新の期待がかかっていくる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY